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宮城県塩竈市に今が旬の牡蠣を食べに行こう!

私が実家に帰ると必ず家族で行く場所がある。
宮城県塩竈市にある、塩釜水産物仲卸市場だ。通称:塩釜海鮮市場。

実家は、360°見渡す限り山また山の盆地である。
「美味しい海鮮が食べたい!」
この思いは家族全員共通の認識で、今までぶれたことがない。
何か口実を見つけては、1番近い塩竈の海鮮市場へと出掛け、新鮮な魚介を買い出しに行くのが我が家の恒例行事となっている。

海鮮市場内の様子 
新鮮な魚介類

市場では、売っている牡蠣やウニなどの海鮮をその場で食べる事ができる。
他の魚介はさておき、私のお目当ては「生牡蠣」いつも、ここを目指して一直線。

貝類の水槽

三陸産の牡蠣は、身が大きくてぷりっぷりで、甘みが濃厚。
特にこの3月、4月の今の時期が、産卵の準備期のため、沢山の栄養を蓄えている事から、1番美味しい時期なんだよと、市場のおじさんが教えてくれたのを覚えている。確かにこの時期の牡蠣は美味しいような気がする。しかし牡蠣好きな私は年中美味しく頂けるのである。

去年の夏に食べた生牡蠣

注文すると、目の前で牡蠣の殻をささっと開けて渡してくれる。レモンを一振りしたら、貝殻ごと持って口の中へ一気に入れる。噛みしめると、牡蠣の独特の鉄分のようなツーンとした香りと磯の香り、レモンの爽やかな香りが口いっぱいに広がった後、鼻から抜けていく。後に感じる濃厚な甘みが、海水の塩味とレモンの酸味できゅっと引き締まる。ゆえに、もう一つ食べたくなってしまう‥‥無限ループが始まるのを堪えて、市場を後にする。

私は、生牡蠣派だが、カキフライや焼き牡蠣も嫌いではない。市場から車で2分、歩いて10分程の所にある「塩釜かき小屋本店」で食事をすることもある。もちろん牡蠣の食べ放題も美味しいが、殻をむくのが面倒なので、オススメはかき小屋セット。

宮城県と言えば、牛たんも有名である。少し厚めにスライスされた牛たんがシャクシャクと音を立てて噛み切れるほどに柔らかい。牡蠣フライも生牡蠣とは違ったとろりとした甘みが舌に残る美味しさである。この牛たんと大きな牡蠣フライ2つが1枚の皿に乗ってやってくる。美味しいとこどりのセットなのである。これに、ご飯とお味噌汁、お新香もついてくるので、お腹がいっぱいになる。

お腹が満たされたら、宮城県随一のパワースポットである鹽竈(しおがま)神社への参拝がオススメ。1200年以上もの歴史をもつとされている神社で、食事がチャラになるくらい急な長い階段を登って行く神社である。

急で長い階段を息を切らしながら登る表参道
鹽竈神社 入り口

あの東日本大震災の時も、この塩釜市だけは被害が最小限に済んだ事で有名で、この神社のお陰ではないかという話もあるくらいご利益があるらしい。

庭園

階段の先には鹽竈神社の他に、大きな庭園や志波彦神社もある。広大な敷地なので、食後の散歩にぴったりな場所でもある。

お茶屋もあるので、食後のデザートにここの団子もオススメである。

新鮮な魚介でお腹を満たし、パワースポットで体を満たす1日はいかがでしょうか?








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