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日本語教師コラム#9.先生って接客業なんだな

私は昔から人見知りで、バイトをするにしても接客業だけは無理だなと思っていたんです。実際は、学生時代はカフェでバイトしたり書店員もしていましたが、日々無理をしていた感覚はありました。

経験としても必要だなと思っていたので、やっていましたが全く慣れず、大学を卒業したら接客業はやりたくないと思っていたほどです。

しかし、働き出すとたくさんの人の前でプレゼンをしないといけなかったり、打ち合わせを1日に5件もこなして初めましての人と談笑しなければならなかったり、”人と交わって生きる”ことを免れないと知りました。

そんな中、日本語教師をオンラインで始めたのですが、正直はじめの感想は、東進ハイスクールの講師陣の雰囲気に近いのかなと思っていましたね。

先生として人気が出たら、授業がたくさん依頼されるし、人気がなければ稼げない。

生徒さんに気に入ってもらえるように、ニコニコ笑顔を作って褒め言葉のレパートリーを増やす日々でした。
見た目もなるべく清潔感を出したり、お洒落を意識したりもしました。少なくとも50分一対一で授業をしていて不快に思われない程度の装いはしておこうという配慮です。

こういう話を先生仲間にすると、「そんなこと気にしてどうするんですか?授業の中身で勝負しないと!」と言われることもあります。
しかし、実際相手は人間です。どんなに授業がうまくても汚い見た目の先生の授業を前のめりで聞くだろうか?と私は思うのです。
これは個人的に私だけかもしれませんが、私が生徒であれば綺麗な先生やイケメンの先生、おしゃれな先生と授業ができると嬉しいです。

50分画面を見ているだけでも耐えられます。たとえ授業があまり面白くなくても耐えられます。

もちろん、授業の中身は大事ですが見た目も大事だなと思っています。
少なくとも不快に思われない程度の清潔感は。

こういった点は、先生であっても接客業に近いなと常々思うのです。

それに私自身の自信にも繋がります。今日はしんどくてやる気が出ない、なんて日ももちろんありますよね。
それでも今日はお気に入りのワンピース(たとえ授業では見えなくても)をきて可愛く化粧ができたから授業が頑張れるかもしれない。生徒さんからも、「先生、赤い服似合うね。可愛い」とか「今日お化粧がキラキラしてて素敵!」と言われたりもします。素直に嬉しいです。

特に女の子であれば日本のヘアメイクやネイルに関心の高い人が多いので、フリートークのきっかけになったりもします。

日本語の先生として、どうやったら生徒さんにわかりやすく説明ができるのか、日本語を楽しんでもらえるのか、工夫はします。それは当たり前の前提です。
かつ、生徒さんから好かれて授業を続けて取ってもらえるような工夫もしていくために、接客業であることを意識して取り組んでいるというお話でした。

本日も読んでいただきありがとうございました。
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