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続・本を読む習慣をもってほしいと願い本屋に行ったときの話

以前に書いた
本を読む習慣をもってほしいと願い本屋に行ったときの話

このとき、長男は結局買えずじまいだったが、その続きの話を書きそびれていた。

長男はあれから10日ほど後、パパに別の本屋さんへ連れていってもらった。

たまたま、その本屋さんの陳列は、彼の心くすぐるコーナーづくりがされていたようで、今度は迷いすぎて気持ち悪くなることなくしっかりと選んでくることが出来た。

値段は1500円と消費税。
ルールに従い、500円の図書カードを一枚使用し、足りない分の半分は補助してもらい、残りは自分のお小遣いで買う。

それでも欲しい!と思ったそうだが、パパは甘かった。
綿菓子並みに甘かった。

選んだ本がパパ自身も読みたい本であることと、自主勉強に使いたい、という素晴らしい理由があったので、足りない分は全額補助してくれたそうだ。

考えすぎてまた買えないのでないかと心配していたが、
数時間後嬉しそうに本屋さんの袋を抱えて帰ってきたあの嬉しい顔にはそんな経緯もコミコミであったようだ。

とにかくそれから毎日というほどその本を手にしては、あれやこれやと情報を話してくる。
付箋でメモをつけていたのでなにかとたずねたら、“自主勉に使ったところは付箋でメモしてすぐ分かるようにした”とのこと。

、、、えらいな。誰の子だ。


一方で、次男はといえば、
以前買ったコロコロコミックを、何度も読んだり模写したり、
相棒のようにいつも傍らに置いている。
そしてカレンダーが変わったことに気づいたとともに
「あー!今月もコロコロコミックを買おうか迷うー!」と
またしてもコロコロコミックが第一希望であるアピールをしてきた。

2ヶ月連続は許すけど3ヶ月連続はダメだとクギをサスと、
夏休み中のが付録がいいやつかもしれない、などと言いながら他にもお正月号や逃してはならなそうな月と、2ヶ月連続OKルールを如何に有効的に使えるか数えていた。

こちらはこちらで、芯の強さと計算高さに感服させられる。

2人は口々にこう言った。
「7月の本屋の日、いつにする?」
「どこの本屋にする?」

理由はともあれ
“本屋で本を選んで買う” ということを、楽しみにしてくれているようだ。

わたしは、つい「しめしめ顔」になるのを頑張って堪え、
そうだねぇ〜とできる限りやさしく微笑んで見せた。
、、、つもりだ。

果たして2人はどんな本をどんなふうに買うのだろうか。
ちょっとした楽しみとして継続していきたいと思う。

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