サミダレ

たわいない日常の中にある、くすっとすることや、ちょっといい話が好き。書くことも好きだったような気がして、徒然なるままにnoteを書いてみています。

サミダレ

たわいない日常の中にある、くすっとすることや、ちょっといい話が好き。書くことも好きだったような気がして、徒然なるままにnoteを書いてみています。

最近の記事

宮本武蔵と坂本龍馬

6月1日の話。 長い自粛生活が明けて、時間の流れも人の流れも以前のようにまわりだそうとしている。 ゆったりとした時間が流れていたので わたしはなんとなく、このゆったりペースのがいいなと思ったりもしていたのだが、まわり始めればそれはそれでちょっとの心地良さも感じたりしている。 とはいえ、そのうち、気持ちや頭が混乱し出すのではないか。 子どもも自分もはりきりすぎず、ゆるりと世の流れにのっていこう、、、 てなことを考えながら、晩ごはんの味噌汁をよそっている時、長男から唐突な問

    • ママチャリに詳しい人

      ママチャリを停めようとしていたところ、突然ベビーカーを押している女性に話しかけられた。 「あの、すみません。自転車のことお聞きしていいですか。」 一瞬、びっくりしたが、「はい、なんでしょう」と返すと、 そろそろ、子ども乗せ自転車を買おうとお店でいろいろ見ているのだが、どんなものを買えばよいのか迷っている、とのこと。 そうか、なるほど。 でもすごいな。急に初対面の人にこんな風に聞けるとは。 わたしは、道を聞かれたり、何らかの勧誘を受けたり、そういうのはよくあるタイプだが、

      • おいしいものを少しだけいただく

        小学生チームが学校に行っている間に、母が焼肉ランチをご馳走してくれた。 少し前に体調をやや崩していたわたしを心配して、ついでがあったからと遊びに来てくれたのだ。 お肉をしっかり食べたほうがいいよ、と、子どもたちと行くチェーンの焼肉屋さんではなく、お肉屋さんのやっているちょっといい焼肉屋さんでランチをすることになった。 メニューを選ぶ時点で、ランチセットになっているお肉だけじゃ足りなそうだから他にも頼む?と母が言った。 むかしの母からは考えられない言葉だ。 わたしが10代

        • 語呂合わせが好き。

          今でこそ、車の中での楽しみ方は多様にあるが、わたしが子どもの頃、車の中でのアミューズメントといえば、兄弟とする “しりとり” か “なぞなぞ” 、行き交う車のナンバーを見てつくる “語呂合わせ” か、といったところだった。 語呂合わせ、けっこう好きだ。 昨日書いた記事を書いた時点では、 野田くんが高校に行ったのかなんだったのか記憶にない状態だったが、あの後、断片的な記憶がいくつかよみがえってきた。 野田くんは高校受験をした。 受験票が配られたとき、彼は同じクラスで、

          野田だな野田だな野田なのだな

          放送委員会に入っている長男が、早口言葉のプリントを持って帰ってきた。 そのプリントの一つ目にはこう書かれている。 「油アルバム」×3 「アブラアルバム アブラアルバム アブラアルバム!」 、、、言えたけどっ!! 言えたけど、 “油アルバム” ってなんぞや?ということに脳みそが引っ張られるのをこらえるのにギリッギリの言葉の長さだ。 早口言葉というものは、不自然な言葉並びがとても面白い。 先生のチョイスがなかなか秀逸で、今すぐ全部噛み砕いて味わいたいほどになるが、それ

          野田だな野田だな野田なのだな

          つい、探してしまう。

          歩いていて、 「あれ、なんか今日信号運がいいな。」という日がある。 いつもは赤信号になるタイミングで青が続くのだ。 そのとき、目の前を歩く人の中に “あの仙人” がいないか探す。 あれはまだ、次男が赤ちゃんだった頃だから、7,8年前の話だ。 長男を幼稚園に送った後、次男を小児科に連れて行くという日で、予約時間ギリギリになりそうで焦っていたある朝。 小走りで行こうかなというところ、数メートル前におじいさんが歩いていた。 そのおじいさんの歩く速度はちょっと遅いんだけど、抜いて

          つい、探してしまう。

          アイスココアと生ビール

          今日はハードな1日だった。 だけど、遅めのお昼にと入った喫茶店のアイスココアがとても美味しかった。 ソフトクリームののった、アイスココア。 はじめて飲んだけれど、大ファンになるおいしさだった。 普段ならアイスコーヒーと言ってしまうところ、 アイスココアにしたのは大正解だった。 今日はハードな1日だった。 だけど、遅めの晩ごはんで寄った中華料理屋さんの生ビールがとても美味しかった。 ちょいのみセットと生ビール。 1日の終わりを癒す、素敵なしめくくりだった。 とにかくな

          アイスココアと生ビール

          21時閉店。

          わたしは、21時でお母さんを閉店することにしている。 とはいえ、21時以降もお母さんとしての家事はてんこもりある。 この閉店というのは 「ママー!」 に対する受付が終了、銀行で言う窓口業務の終了、といったところだ。 21時以降になっての 「ママー、自由帳が終わっちゃった!」 「ママー、お兄ちゃんがブロック貸してくれない!」 「ママー、これちょっと見て!」 これらは、一切お断りしている。 (三男が夜中にむくっと起きて言う「ママ、おちゃのみたい」だけは特別に夜間窓口で対応する

          21時閉店。

          スケジュール管理が、キャパ超えだ。

          2,3日前 「土曜、晴れるといいよねー」 と三男の友達のママに言われて、 なぜ、長男のサッカーの天気を気にしてくれるのだ? とぽかんとしつつ、まさかね、と思い  「ど、土曜、なんだっけ?」 とたずねたら幼稚園行事のお天気の心配だった。 そのことがすっぽり脳内予定表か抜けていることにぞっとしたことから、うっすら危うさを感じてはいたが、 今日、ついに、 自分が午前に入れた用事をすっぽかしてパートに没頭してしまっていた。 昼ごはん抜きで幼稚園お迎えぎりぎりに仕事を切り上げ、走りな

          スケジュール管理が、キャパ超えだ。

          半分じょうぎ

          小学生2人が下校してくると、ダイニングテーブルが宿題デスクと化す。 わたしも、お手紙や宿題チェックのためダイニングテーブルにいると、三男もぬり絵や折り紙を持ってやってくるので、けっこうわちゃわちゃした空間となる。 長男は算数ドリル、次男は漢字ドリルをしていた。 漢字ドリルの途中で、次男が 「ママ、半分じょうぎってオレのもある?」と聞いてきたが、連絡帳や音読カードのサインのためのボールペンを探していたので、とりあえず漢字ドリルに集中するようにと言った。 もう、ほんとに、

          半分じょうぎ

          車の中のミュージック

          わたしは車を運転する。 休日のお出かけだとか、子どもたちの習い事の送迎だとか。 子どもと一緒に乗ることがほとんどなので、車の中のミュージックは子どもの好きなものもいくつか入っている。 とはいえ、いつもヒーローソングやEテレソングではつまらないので、自分が好きな音楽は子どもにも気に入ってもらうくらい負けずにかける。 基本的には、かかってる曲を歌う、というのが我が家スタイルだ。 仮面ライダーから星野源からQueenから、、、むちゃくちゃなランダム。 そんな中でも、今一

          車の中のミュージック

          続・本を読む習慣をもってほしいと願い本屋に行ったときの話

          以前に書いた 本を読む習慣をもってほしいと願い本屋に行ったときの話 このとき、長男は結局買えずじまいだったが、その続きの話を書きそびれていた。 長男はあれから10日ほど後、パパに別の本屋さんへ連れていってもらった。 たまたま、その本屋さんの陳列は、彼の心くすぐるコーナーづくりがされていたようで、今度は迷いすぎて気持ち悪くなることなくしっかりと選んでくることが出来た。 値段は1500円と消費税。 ルールに従い、500円の図書カードを一枚使用し、足りない分の半分は補助

          続・本を読む習慣をもってほしいと願い本屋に行ったときの話

          茄子の煮びたし

          久しぶりに実家に寄った。 梅シロップを仕込んだから取りにおいで、という、この時期恒例連絡。 梅シロップは、炭酸で割ったりかき氷にかけたりして息子たちも楽しめ、焼酎で割れば大人も楽しめる。 受け取りに行くという連絡とともに、 お昼ごはんに食べたいものを羅列したら、それが全部並んでいた。 ◇ うちはわたしが小学生になったくらいの頃から母子家庭だった。 母は月曜から金曜フルタイムで働いていて、土曜も時折仕事、または地域の役をし、日曜は半日ぶっ倒れた後一週間分の食材を買いに

          茄子の煮びたし

          例え話が古い、件。

          指を鳴らすポーズは、ポール牧。 こっそりと見守る姿は、明子姉さん。 これ、わたしだって、リアルタイムに経験したわけではなく、 子どもの頃に「懐かしの・・・」みたいので見たりとか、 人生の先輩がそう言っていておもしろかったとか、 それだけなのに、いまだに口をついて出てしまう。 青春時代はおそらくそんなことを言って、みんなに笑ってもらっていたんだろう。 いつまでも、そこはアップデートされぬまま、平気で人生の半分ほど同じ例えを使い続けていた。 次男が幼稚園児だった頃は、まだ

          例え話が古い、件。

          キウイの食べ方

          じめじめしたこの季節、キウイが美味しい。 最近ではゴールドなんていう、黄色い果肉のものもあるが、わたしはグリーンが好きだ。 わたしの人生には、小学生の途中くらいからキウイが登場した記憶がある。 そう、登場。 それまでなかったのに、登場したのだ。 そのときはキウイではなくキュウイと言われていて、キュウリと混同しがちで、いちいち、キュウリじゃなくてキュウイね!と言っていた。 そのとき、母が出してくれるキウイは輪切りで、そのことに何の疑問も持っていなかった。ちょっとつかみづ

          キウイの食べ方

          インかアウトか問題

          “イン” か “アウト” か。 よく迷うのである。 インしている人は、それはとてもおしゃれで潔く見える。 ちょっと先行く人のイメージだ。 アウトしている人は、それもそれで信念があるように見える。 一周回って先なのか、ちゃんとおしゃれでもある。 シャツのことだ。 アラフォーのわたしは、青春時代はおしゃれシーンではインする文化があまりなかったように記憶している。 チビTなるものはあったが、それは短いのでインどころかアウト一択だった。 とはいえ、これはおしゃれさんではなか

          インかアウトか問題