マガジンのカバー画像

自臭症(patm)完治体験記

9
運営しているクリエイター

#カウンセリング

自臭症とPATMについて

いただいた質問の回答になります。

①patmと自臭症の違いについて

わかりません。

patmについて明らかな定義が無いというのは前に質問者さん自身もおっしゃってました。

むしろ私も教えて欲しいんです。

なんでまだ定義も定まってない、公的な信憑性の高い論文も見当たらない(一応、二、三年ほど前に医療系論文の英文検索サイトや日本語のメジャーな論文検索サイトで調べても学術論文と厳密に言えるだろう

もっとみる
自臭症(patm)の認知行動療法~最終回

自臭症(patm)の認知行動療法~最終回

さて、本当に遅くなりました。もうしわけありません。自臭症(patm)の認知行動療法、最終回です。

実は前回までの

セラピストさんと根気よく自分の状態を確認し合う

自動思考や身体反応に気づく。

それらを修正するために行動(曝露)にでる→具体的にはバスのカウント実験や友達へのカミングアウトなど不安を乗り越える練習をする

これらによりほぼほぼセラピストさんから受けた治療は終わりなんです。

もっとみる
自臭症(patm) の認知行動療法~その5~

自臭症(patm) の認知行動療法~その5~

さて、自臭症(patm) 完治までの道のり、もう少しでゴールです。前回の記事で書いたバス・カウント実験。これにより自動思考はだいぶ弱まりました。この実験、自動思考へのアプローチという面で重点的に取り上げてきましたが、身体反応へのアプローチもすでになされていたんです。

身体反応のおさらい

身体反応はパブロフの犬のように条件反射が出来上がっちゃうことにより起こるものです。
周囲の鼻すすりや咳を聞く

もっとみる
自臭症(patm)の認知行動療法~その4~後編

自臭症(patm)の認知行動療法~その4~後編

さて、前回のバス・カウント実験の続きを書きたいと思います。

前回、清水寺からユニバまで泳いでいく気持ちでバスに乗り周囲の鼻すすりや咳き込みの回数を数える決心をしたところでしたね。

乗車へ

さて、samayukaは週に二回、カウンセリングを受けていました。なので、あっという間にバスに乗る日はやってきます。

緊張しました。待っている間、帰ってしまおうかとも思いましたが、意を決して久しぶりにバス

もっとみる
自臭症(patm) の認知行動療法~その4~前編

自臭症(patm) の認知行動療法~その4~前編

さて、前回の記事のテーマは「自動思考に気づく」というもの。
(特定の条件で)周囲の鼻すすりを見聞きすれば、自動的に「自分が原因だ」と判断してしまう。これはもう自身にとっては呼吸をするようなもので、意識する間もなく「自分に関係している」と判断してしまう状態。なので、セラピストさんとお話して、別の可能性があることに気づき、自分の主張が100%正しいわけではないことを理解する、そのプロセスをお伝えしまし

もっとみる
自臭症(patm) の認知行動療法~その1~

自臭症(patm) の認知行動療法~その1~

【自臭症(patm)の認知行動療法~その1~】

前記事 自臭症(patm) とは?
https://note.com/samayuka/n/n2d791a25a1f8

はじめに

samayukaは18歳の時に自臭症(patm) を発症しました。苦しい状態でなんとか高校に通い続け卒業はできましたが、そこから2年半の引きこもり生活が始まります。

食事・睡眠・入浴などの生活習慣の改善やデオドラン

もっとみる