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坂道シリーズの歌詞考察

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乃木坂46、欅坂46、けやき坂46、日向坂46、櫻坂46の歌詞考察です。
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#アイドル

夏の近道の琴線に触れる感じ【櫻坂46 夏の近道 歌詞考察】

夏の近道の琴線に触れる感じ【櫻坂46 夏の近道 歌詞考察】

櫻坂46の3期生楽曲「夏の近道」。

櫻坂46のYouTubeチャンネルで公開されている3期生のドキュメンタリーを観てから観るとこれまた良い。

全7話のドキュメンタリーを観てずっと泣いていた気がする。
やっぱりアイドルとは人間ドラマだ。

そしてこのドキュメンタリーからMVという構造的に気持ちが入り込みやすい仕掛けがあるからこそ3期生の魅力が倍増している。

なんだこの琴線に触れる良さは。
言語

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それならずっと僕のことは数に入れないでよ【櫻坂46 隙間風よ 歌詞考察】

それならずっと僕のことは数に入れないでよ【櫻坂46 隙間風よ 歌詞考察】

「優等生」の憂鬱「完璧」の象徴として「雲ひとつない青空」を使い「僕」と対比させる。
それを「僕」は残酷だと言う。
何も無い空っぽな「僕」が浮き彫りとなるだけだ。
言い訳という逃げ場が無くなる。

そう思う理由は何故なのか。
普通に幸せな日々を送っているはずだ。
「過去」の象徴として「親とか教師」を使い、それらからの期待にもそれなりに応えてきたと言う。
何がそんなに不満なんだ。
そんなに差し迫った不

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「魔物」とは何なのか。【日向坂46 見たことない魔物 歌詞考察】

「魔物」とは何なのか。【日向坂46 見たことない魔物 歌詞考察】

「僕」は「君」と真夜中過ぎに家から抜け出して街を見下ろす丘で会う約束をする。
そこには愛があると感じてる。
ここでの愛とは「救い」である。

見たことない「魔物」とは何か。
それは「現実」である。
「僕」は「君」にその見たことない魔物が出てきたって絶対そこから逃げないでよと言う。
つまりは自問自答だ。
恐ろしいもの=現実は幻覚なんだ、と。

「君」とはタナトス(死への衝動)の擬人化だ。
僕らの約束

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