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夏の近道の琴線に触れる感じ【櫻坂46 夏の近道 歌詞考察】

櫻坂46の3期生楽曲「夏の近道」。

櫻坂46のYouTubeチャンネルで公開されている3期生のドキュメンタリーを観てから観るとこれまた良い。

全7話のドキュメンタリーを観てずっと泣いていた気がする。
やっぱりアイドルとは人間ドラマだ。

そしてこのドキュメンタリーからMVという構造的に気持ちが入り込みやすい仕掛けがあるからこそ3期生の魅力が倍増している。

なんだこの琴線に触れる良さは。
言語化するのは野暮なのは分かってはいる。
だけど、言語化という再現性を自分なりに残しておきたい。

自分が好きなものは大概、日本的なものだと思う。
それは、景色の中に美しさを探す文化。
世界の文化は概ね美しい景色を探す文化だと思う。
つまりは、日本は不完全を愛でる侘び寂びの文化。
世界ははじめから完全を求める文化。

そもそも日本のアイドルの方向性は日本人に刺さりやすい。
しかも坂道アイドルは48グループのアンチテーゼなわけだからそのオルタナな雰囲気込みで刺さる人にはとことん刺さると思う。

そして個人的には映像作品で暗いシーンで明るい曲が流れるといったそういう類いの演出が大好きだ。

そのアンマッチさがまさに琴線に触れるというか、それぞれの良さを際立たせていると思う。

軽い音楽に激しいダンス。
この矛盾こそがまさに青春で、心の葛藤を表現しているんだと思う。
「10月のプールに飛び込んだ」みたいに矛盾した言葉で青春を表現してきたグループだからこその物語も相まってとにかく大好きな作品だ。

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