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実録40歳の婚活(32):最後のお見合いレポです。

結婚が決まらないまま相談所を退会するなんて、1年前に入会した時には思ってもみなかった。
入会手続きの時、絶対に結婚するぞと気合いを入れまくったのに、わたしの結婚までの道のりは、まだ果てしなく長いようだ。

「勇気を出して相談所に入れば、きっと結婚できる」と期待していたわたしは甘かった。

でも、最後にどんでん返し!
ご縁がある人とのお見合いになるかもしれない!

そう思って行ってきましたよ。最後のお見合い。

実はこの人とは少し前にお見合いが決まっていたけれど、当日わたしが急に体調不良になりドタキャンしてしまい、リスケしてもらっていた。
お見合いって当日ドタキャンだと罰金がある。
いくらか知りたいですか?
目玉が飛び出ないようにお気をつけください。

ジャン!
2万!

つらあぁぁぁ!
会社にはコーヒーを持参して、ネイルもマツエクもせず、給料日までの残金を数えてはもやしを買い、本は図書館で借りるようにして、在宅勤務の日はボロボロの服を着て、日々地道に節約しているのに。
どうしてこんなにも簡単に、2万も持っていかれるの!
同情するなら金をくれぇ!

確かに当日ドタキャンは申し訳なすぎたし、運命の相手かもしれないから、菓子折りも持参した。
完全にわたしが相手にご迷惑をかけただけの話なんだけど、この人とお見合いするにあたり、わたし2万2500円使った。
同情するなら金をくれぇ!

つらすぎてさっさと2万を振込み、このことは記憶から抹消した。

そして、、
現れたのは、なんかボサボサな人だった。
スタジオでプロフィール写真を撮る時は、きっとヘアセットくらいは男性もやってもらっているのだろう。
だが実物は、生やしっぱなし。産まれたままの毛。
あとは、ラーメンを食べてから来たとのことで、前歯に何か詰まっていた。
ちなみにちょうどわたしはお見合いの前に歯のクリーニングに行って、綺麗ですねとお墨付きをもらったばかりだった。
やめてくれほんとに。

話も盛り上がらず、1時間くらいお茶をして解散。

こうして全23回くらいのお見合いが終わった。

この1年を振り返ってみると、わたしはやみくもにお見合いの回数だけを重ねてしまった気がする。
あまり条件を決めず漠然と、年齢は近い方がそりゃいい、年収は高いに越したことはない、背も高い方が好き、とか。
なんとなくぼんやりとしかイメージしてないから、誰とお見合いをしてもピンとこなかった。もはや後半は、全員嫌だ!とか思う始末。
これは譲れないとか、これは譲れるかもしれないとか、あんまり深く考えていなかったのだ。
お見合いをたくさんすれば、いつかときめく誰かと出会えると思っていた。
でもきっと、婚活ってそういうことじゃないんだろうな。
ときめくとか言ってる年齢ではない。
どういう生活が送りたいか、どんな気持ちで過ごせる相手がいいか、どこに住みたいか。
なんかもっとそういう具体的なことをイメージしなきゃいけない。
ドキドキワクワク楽しい恋愛をしようという気持ちが、たぶんどこかで捨てきれないのだ。
そうじゃなくて、穏やかに生活できそうだなとか、思いやりがある人で安らぐなとか、頑張っていて尊敬できるなとか、なんかそういうのなんだろうな。

もう退会するって決めちゃったよー。
どうするんだわたし。
でもまだ全く結婚を諦めていないので。

婚活は足を止めたら終わりだ。
つらあぁぁぁ。










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