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【Day.34 シリーズ 日本一詳しいゴミ山解説!】

・フィリピンのゴミ山ってなんであるか?
・どんな種類のゴミ山があるか?
・なぜ日本みたいにゴミを燃やさないのか?


パヤタスに関わって10年以上の井上が、改めてフィリピン・パヤタスのゴミ山について徹底解説します!!
盛り沢山の内容で5回に分けてお送りします!
日本一詳しい自信がありますので、是非お読みください^^


「ゴミ山」と聞くともしかしたら不法に投棄され続けたゴミの山…と想像するかも知れません。
しかしゴミ山というのはあくまでも通称で、正式にはDump site=つまりゴミ捨て場/投棄場所のことを指します。
中には違法に運営されているゴミ山もフィリピンにはありますが、パヤタスのゴミ山は廃棄物処理場として政府から1973年に認可を受けています。つまりれっきとしたゴミの投棄場なんですね。
このように認可を受けた投棄場はフィリピンの各自治体にあり、その数は全国約800か所と言われています。

1995年にマニラ中心部のトンドにあるゴミ山が閉鎖されて以降、マニラの多くのゴミがパヤタスに運ばれるようになってきて、パヤタスのゴミ山はどんどんと大きくなっていきました。
それに伴い、スカベンジャーと呼ばれる人がパヤタスに移住をしてくるようになりました。
スカベンジャーの人たちは日々ゴミ山に登り、ゴミの中から鉄やプラスチックといった換金可能なものを集めてそれを売ることによって収入を得ています。パヤタスには最盛期で、スカベンジャーの人たちが3,000人もいたとされています。


そんなパヤタスのゴミ山ですが以前投稿した通り2000年には崩落事故を起こしました。
ゴミ山から発生する悪臭や汚い空気により、呼吸系の疾患にかかる人も多くいます。
またゴミ山の上で働くスカベンジャーの中にはダンプトラックに轢かれて怪我をしてしまう人、命を落としてしまう人もいます。
そんな危険な環境で働いているにも関わらず、そこで1日働いて得られる収入は日本円で200円〜600円ほどです。
ここまで聞くと
「なぜこんなに危険なゴミ山がフィリピンにあるのだろう?」

と思うかも知れません。
なぜゴミ山があるか、については次回の投稿でお伝え致します!


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