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東田直樹氏が文字盤で話す理由 その6

さてと。前回書いた「あの感覚」の話を致しましょう。

たぶん知的障がい者と心を通わせた経験がある人はドキッとしたんじゃないでしょうか?

あれの事です。あの頼られる感じ。寄っかかられる感じ。

➤ 逃げる
  付き合う

さあ!あなたはどうする!?

ちなみに私はいわゆる「お世話係」でした。
背の順で1番前でオール5の女子ですからね。あるあるです。

  逃げる(先生に嫌われる)
➤ 付き合う(先生に好かれる)

そしたら、クラスの意地悪な奴らに「お前もひまわり学級だったのかよ~!笑」とか言われてイジメられた。unkoの世話までやらされた。先生は一切何もやらず。
なので、

➤ 逃げる(親に訴えて教育委員会に電話する)
  付き合う(ねえわ)

これで脱出しました。

だから無責任な「インクルーシブ教育」が今でも大っ嫌いで、経験を積んだ今は、綺麗ごと言っている学区に問題点を指摘しています。そうですよ。アメリカでですよ。もう私はそんなんを何周もしてるんです。

でもね。思い出しても可愛いのよ。見た目はいかにもでも、ヨダレ垂らしてても。これも「あの感覚」の一種だろうね。
ただ何が嫌だったって、加減が無いの。
本気で頼ってくる。

それが怖かった。

私も当時は子供。他の子よりも精神的な成長が早かったから押し付けられたけれど、とてもじゃないけれど支えきれなかった。もっと軽い付き合いだったら、私にもプラスになったかもしれないけれどね。

でも親やきょうだい児はこうなんです。

  逃げる(オプションに無い)
  付き合う(他人として)
➤ 付き合う(身内として、代弁者として)

介護の人は他人オプションがあるけれど、どっぷり嵌ると親と近い位置になってしまいます。

そして上に書いた、

本気で頼ってくる現象。

これをどうやって受け止めるかの問題になってくるんです。

そしてこれがFC界隈の人がやっている事です。

  逃げる(オプションに無い)

  付き合う(他人として)

  付き合う(身内として知識をつけ、公共のサービス基準に従いながらも、法の専門家と共に、障がい者本人、きょうだい児と自身の権利を守りつつ、社会にとって有益になるよう適切な教育と支援を与える努力をする)

➤ 付き合う(公共のサービスに従わず、科学的根拠が全くないどころか、疑似科学と証明されている手法を用い、現実にある障がいを直視せずに、自分だけがヒーロー、ヒロインの感動ポルノを作り上げる。アホなメディア界、ライター、インチキ医者がこれに乗っかり、どんなにマトモな人たちを傷つけているかにも気が付かない。)

だって本気で頼ってくる現象が、ここに追い込むんですもん。


次回は「本気で頼ってくる現象」の秘密に迫ります。

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