光が強いほど闇も濃くなる。私は人生のコントラストを歓迎する。
恋人がいる。
相手と会えて「すごく嬉しい」と感じたとしよう。
一方、相手に会えない時は「さみしい」感覚が強くなる。
世の中、光と闇の波がある。
光が強いほど闇も濃くなる。
人間として生きる以上、これは定めなのだ。
私は、光が強くない場所でずっと生きてきた。
その分、ある意味闇は濃くなかったんだけど、私はなんとなく生きている実感がしなかった。
外部と接触を断ち、光も闇もない、波がない所で生きることはできるけれど、それをした私は「自分がロボットのようだ」と感じていた。
だから