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「そうだ ◯◯、行こう。」鉄道観光の魅力とは⁈

「ゆっくり旅したいなあ、、」

そんなみなさんへ鉄道観光の魅力と、どうして魅力を感じるのかについてお話します💭💭


大学4年生。全部に「人生最後」が付き纏うこの時期。寂しさと多幸感とが混じり合ってフワフワしていましたが...

自粛・自粛の風潮が世を包み、遂には人生最後の卒業式に出席することもできなくなる未来がすぐそこまできています。カナシイです。


まだフワフワの気持ちだった頃、卒業旅行に行ってきました!今回の旅行の醍醐味は、国境間を鉄道で移動すること!!🛤

実は卒業論文でも鉄道観光について触れていた私にとって、今回の旅はフワフワ最上級のものとなりました💭

「そうだ 京都、行こう。」をテーマに書き上げた卒業論文の一節と旅行記を絡めながらお話していきます。

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どうして鉄道観光が魅力的に感じるか?

テレビ朝日系列の『世界の車窓から』という紀行番組がある。

公式HPには、「世界中の鉄道を取りあげ、それら列車の行程とともに、各国の文化を訪ね悠久の歴史をさかのぼります。」とある。各国の文化や歴史とあるように、車窓から見えるのは景色だけではなく、記憶なのである。
紙芝居のように移りゆく景色は、ノスタルジーと共に心を浄化する作用がある。これは鉄道独特のもので、移動中の窓から一面に空が見える飛行機や信号で止まる車とは異なる景色の作り方である。

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1993年から現在も続くキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」は、キャッチフレーズから推測するに、ターゲットは「思い付きで旅行をしたくなった人」のようだ。

1990年にJR東海は「日本を休もう」といったCMを放映した。これは1993年秋に第一回が放映された「そうだ 京都、行こう。」の前身のCMであろう。

また同時期にバブル景気は崩壊しており、1990年前後の社会情勢の動きから、このCMはせわしない毎日を過ごすターゲットへ贈る休息のチケットのようにも感じられた。

日本人は勤勉な性格であり、仕事「学び」から離れた時間にも自己投資を続ける。そんな「遊び」の幅が狭い日本人が、西洋のバカンス文化を身近に日本風につくったものが「そうだ 京都、行こう。」なのである。

休息のチケットである「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは、東京から京都へ乗客を新幹線で送る。景色の変化を楽しむことができる鉄道との組み合わせは、日本風バカンスをよぎらせる。

というのもバカンスは「特に夏・クリスマスなどの連続した休暇」のことを言い、夏の場合避暑を目的として都会を離れることが多く、仕事の時とは違って移動を急ぐ必要はないのである。

急いだ気持ちは無しにするが、どこか自由すぎると不安な日本人の性格を考慮した、キャンペーンという縛りと新幹線というスピード感の中での日本風バカンスがここに誕生した。

鉄道観光は、日本人の性格にマッチした心休まる時間なのである。

https://youtu.be/2KysJMdVSPE


卒業旅行で見た鉄道観光の魅力

卒業旅行では、ドイツ🇩🇪→フランス🇫🇷(約5時間半)間とフランス🇫🇷→イギリス🇬🇧(約2時間半)間を鉄道で移動した。

どちらを利用するのも指定席で、構造としては、真ん中に通路が一本あり、両側に2席ずつあった。これは新幹線のつくりと同じで、どの席からも車窓が見えるようになっている。(c.f.飛行機には、見えない席がある。)

また島国の日本では体験できないのが、気付いたら国境を越えているということ❗️

移ろいゆく景色をじっと見ていると、時間や場所を忘れてしまう。鉄道観光の醍醐味がここにある。

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スピード感のある飛行機や、気軽に乗れる車ももちろんそれぞれ魅力を持っていますが、

「ゆっくり旅、したいよね^^」

がテーマの旅行をするのであれば、わたしは断然鉄道観光をオススメします🛤!

景色の移り変わりを直に感じることができるし、渋滞だってありません。

「ゆっくり」「普段の仕事や忙しさを忘れて」日本風のプチバカンスを楽しんでみてください✨

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