新型コロナウイルス「緊急事態宣言」に対するピアノ教室(音楽教室)の対応方法【1】
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」は5月6日までということになっていますが、なかなか自体は収束しておらず、
5月6日以降も以前のような『日常』が戻ってくるかわからなくなってきました。
音楽家のための会員制サロン「Salon d'Art サロン・ダール」では音楽家がこの状況を乗り越えるためのサポートを行なっていますが、
サロンあてに東京都内でピアノ教室をしておられる先生から今後のレッスン業務に関するご相談がありました。
主な相談内容は、
「緊急事態宣言」を受けて教室での対面レッスンを中止したことを受けて
・振替レッスンに関して
・レッスン料(月謝)の払い戻しに関して
の2つ。
今回はそれぞれについてまとめておきます。
振替レッスンに関して
おそらく多くのピアノ教室をはじめとした音楽教室が「レッスンの休講」を余儀なくされていると思いますが、
休講にした場合の対応として一番多いのは「振替レッスンの検討」だと思われます。
振替レッスンの方法としては
①対面での振替レッスン(←事態収束後)
②オンラインでの振替レッスン(←レッスン継続)
の2種類が考えられると思います。
「対面での振替レッスン」は通常時のレッスンと同じ形になるため先生や生徒にとってもストレスなく行えますが、その反面新型コロナ収束がいつになるかわからないため振替をいつ行えるかわからないという問題があります。
一方、
「オンラインでの振替レッスン」の場合は基本的にレッスンを振替ることなく消化していくことができますが反面、十分なレッスンをすることが難しい、機材設備が必要といった問題が出てきます。
何れにしても一長一短なので生徒さんの状況に合わせて「選択」できる形で提案しておくのがいいと思われます。
・レッスン料(月謝)の払い戻しに関して
続いては教室をお休みにした場合の「レッスン料(月謝)の払い戻しに関して」です。
これはピアノ教室に限ったことではありませんが、
多くの音楽家がそうであったように音楽教室の場合も「契約書」を生徒さんと交わしていることは稀だと思われます。
そのため、今回のような予期せぬ事態に対しての「レッスン料の払い戻し」に関しても非常に判断が難しくなりますが、
払い戻しに関しては、原則「応じない」方針の方が良いと思います。
ただしそれは頂いているレッスン料に対しての『対価』をこちらが提供できていることが前提になります。
対面レッスンができない状況でのレッスン料の『対価』は先述の
・後日の対面振替レッスン
・オンラインでの振替レッスン
はもちろんですが、それ以外にも様々な方法が考えられるかと思います。
これはあくまでも一例ですが、
生徒さん一人一人用の教材(音符カード、楽典教材など)を用意してそれを毎週送ってあげて提出してもらう「赤ペン先生」的レッスン
といったことも考えられるかもしれません。
おそらくレッスンができないことで、先生方自身の時間はあると思いますので、その時間を生かして生み出すことができる
レッスン料に対する『対価』
を考えてみてはいかがでしょうか。
音楽家のための会員制サロン「Salon d'Art サロン・ダール」では、日々
・オンラインサロンで音楽家に役立つ情報
を発信しています。さらに会員は
・幡ヶ谷にあるクラシック音楽専用スタジオ「ガルバスタジオ幡ヶ谷」の会員料金利用
・チラシや当日スタッフなどのコンサートサポート
などの会員限定特典を受けることもできますので興味のある方は一度のぞいてみてください。
なお、オンラインサロンではこちらのnoteをさらに掘り下げた内容をお話ししているとともに、
音楽教室ですぐに使用できる
「新型コロナウイルスに関するレッスン特約(文書形式・アレンジ自由)」
もプレゼントさせていただいております。
この記事の続編です。
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