正面を美しく整えても、歩き方によっておばさんに見えてしまいます。
30代前半で、まだ本格的にマナーのお勉強を始める前のことです。
どの先生に習うか決めかねていた時にある先生のレッスンへ伺いました。
体験レッスンで立ち居振る舞いの講座でした。
そこで、その時の先生から言われた言葉がこちら。
「あなた、正面から見ると若く見えるのに、横からみるとオバサンね!」
うすうす自覚はあったものの、正面切ってそういわれてしまうと少なからずショックですよね。
実際、10代の頃は実年齢プラス10歳ぐらいで見られていた外見ですが、20代後半以降は概ね実年齢マイナス5~8歳と言われることが多く、年齢を明かすと驚かれることが多かったのですが、横からみるとオバサン...!
そこで、レッスンを受けた後も自分なりに何が私をオバサンたらしめているのか、かなり検証しました。
その結果のひとつが「歩くときに膝が伸び切っていない」でした。
特にヒールの高い靴を履く女性に多いのですが、膝から下が使えていないのです。まるで。
そして重い荷物を肩掛けすることで無意識的に前傾姿勢。
更にパソコン作業を中心としたデスクワークで巻き肩の猫背。
それはそれは、どう頑張っても「美しい」とは言えない歩き姿でした。
毎日鏡を見て身支度を整えるので、多くの人はご自身の正面がどのような姿であるのかを知っていますし常に意識をしています。
特に女性はできるだけ美しく、できるだけ若々しく魅せようと努力をしますから、正面から拝見した時に綺麗な女性が非常に多い。
でも、横からの姿や、ましてや後ろ姿は無防備そのもの。
後ろ姿は本当に誰かの手をお借りして、動画でも撮影して頂かない限りなかなか見ることはできませんが、横の姿ならばチェックが可能な時があります。
それは、街中などを歩いているときにお店やガラス張りのビルに写る自分の姿です。
自意識過剰というのではなく、自分で自分のイマココの姿を認識し、意識するために、街中のガラスや鏡をフル活用するのはとてもオススメです。。
「イマココ」を意識して認識したら、次はどこをどう修正すれば今より良くなるのか、考えながら歩き方を変えてみるだけです。
人によってクセが違うので一概には申し上げられませんが、多くの方が恥骨を引き上げることを意識して背筋を伸ばす、背筋を伸ばす時には背中のことだけを意識するのではなく、肋骨をぐっと持ち上げて内臓を引き上げるぐらいに考えると姿勢が整うことが多いです。
その上で、女性の場合は一歩を踏み出す時に踏み出した脚と反対側の脚の膝を打ち付けるように/こすり合わせるようにし、次の一歩を踏み出す時にはしっかりと膝裏が伸びるのを意識する。
これだけでかなり変わります。
特に膝の曲がり方というのは顕著なので、少し極端な例にはなりますが、よろしければこちらの消臭力さんのCMをちょっとご覧になられてみてください(男性はほとんどの方がちゃんと膝裏の伸びた歩き方をされているのですよね...)。
画面に映っているのは最初から最後まで西川貴教さんだけですが、膝の曲がり方、猫背、前のめりの姿勢...それだけで「原始人」扱いです。
実際、私も初めて自分の歩き姿を横から見たときに自分自身のことを「アウストラロピテクス...!」と思いました(笑)。
そうは言われても文字列だけだとまったくもって分かり難い!
という方はよろしければこちらの講座へお出ましくださいませ。
受講される方それぞれに効果は異なりますが、1か月後には見違えるほど覇気のある堂々とうつくしいお姿になられた方、わずか2時間のレッスンが終了する頃にはO脚が改善していた方など良い結果をお持ち帰りになられる方がほとんどです。
正面が実年齢マイナス5歳なのに、横から見た姿が実年齢プラス10歳だった私が、原因に向き合いながら適切にアドバイスをいたします。
いただいたサポートはより分かり易く、お子さまにも楽しんでいただけるような教材づくりに役立たせていただきます。