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昨日、所要があって久しぶりに都心へ出かけましたので、かねてより欲しかった「鬼おろし」を購入して参りました。

「鬼おろし」とは下ろし器です。
お大根やワサビなどなど食材を下ろすお道具ですね。

因みにこちらが鬼おろしです。

竹製の、ギザギザとした突起のあるものです。
ステンレスやプラスチックの製品と比べるとカビやすいなどのデメリットもありますが、丁寧に扱えばまったく問題ないですし、手入れも意外と簡単です。

昨夜はさっそくこちらの鬼おろしを使って辛味大根をおろしてみました。
スライスしたものをかじったときにはその名の通りの辛さでしたが、
鬼おろしでおろすとあら不思議!
お大根の持っている甘味がぐっと引き立って辛味はどこへやら。
そしていつも使っていた大根おろし器に比べますとおろした大根が汁気でシャバシャバすることもなく、また、おろすのに力もほとんど要りませんでした。

きょうは長いもをおろしてみましたが、こちらもすんなりとおろせました。

こうしたお道具は時にほかのモノよりお値段が張ることがありますが、愛着がしっかりわきます。

わたくしはお料理がさほど得意でもないのですが、お道具は好きでして(笑)
他に、一般的に扱いに手間がかかると言われている鉄製の調理器具が好きなので鉄のフライパンや鉄のお鍋も持っております。
ご飯は土鍋で炊くものですから、土鍋も数種類持っています。

「必要だから」という理由だけでなく、
自分が好きなもの、コトは迎えた瞬間から愛着が生まれます。
愛着が生まれると自然とそれを大切にします。
それらがモノであった場合、丁寧に扱うことを心掛けるようになり、
また、むやみに破棄するということもなくなります。

一つのモノを長く、大切に扱うことでいわゆる
「安物買いの銭失い」と呼ばれる行動は控えられるようになり、
安易に「捨てちゃえばいいか」という行動に出ることも少なくなり巡り巡って地球環境の保全にも一役買い、それはわたしたち自身の暮らしを豊かにします。

新しいものを迎え入れるとき、ぜひその子と長く付き合いたいかどうかというのも判断基準にしてみてくださいね。

マナーの世界では自分自身、お相手、そしてモノに対する敬意を大切にします。
お道具の扱い方は、結果としてあなたがあなた自身へ取る態度の現れです。
お道具を愛で、あなた自身を愛でましょう♡


いただいたサポートはより分かり易く、お子さまにも楽しんでいただけるような教材づくりに役立たせていただきます。