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6月に読んだ本&一言感想

さて、6月の読書記録です。もうすぐ9月なんですか?!遅筆も甚だしい今日この頃です。本当に申し訳ありません……🔥


さて、先日(6月半ばのことですが)初めてサポート(noteでのご支援)をいただきまして思わずウワーーーー!!!!!!!!!!!!と叫びました。
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というのも、noteに投稿し始めて1年半弱。ありがたいことに、いろんな方から♡や感想やフォローをいただいております。ですが、なんとな〜く『独りずもう』という感覚が消えなかったのです。

おそらく、読者記録=「自己表現・自己満足」に一体発信する価値はあるのか。それがわからなかったのです。

それが今回、サポートという形で支援いただいたことで、曖昧で脆い自己表現がはじめて形になり、誰かにちゃんと届いているのだ、という確信に変わりました。



本と、言うことを聞かないnoteサイト(書いた原稿が消えて数回ふて寝したので投稿が遅れました、大変申し訳ございません🙇‍♂️)、そして居るであろう読者の皆様。

本が読めて、教えたい本があって、文を書ける限り、続けて行きたいと思います。ありがとうございます!🌾

てなわけで、ここからは少しばかりnoteのサポート機能のご紹介です。
私はこないだ、著名人の記事にサポートをしたらお礼のお返事が来てケータイを落として画面を割りそうになりました。隠れた特技はケータイを落としても割らないことです。週3日は落としてるのに割ったことないんですよ!!どうでもいいですね。

下心でもいいんです。物書きさんのお給料(お小遣い)、それ以上にやる気に繋がると信じて気軽にサポートしちゃいましょう↓

▶︎演劇ワークショップでご一緒した不思議(オカルト)夏さんがサポートの仕方をシンプルに紹介しています。めちゃくちゃわかりやすい!!
サポートした300円は夏さんの血肉になります。300円のデザート付けるより、誰かの生活費になるほうが絶対嬉しいよね(私調べ)


▶︎こちらはnoteアカウントをお持ちでない方、クレジットカードがない(キャリア決済もよくわからん)方の記事購入やサポート利用方法を紹介している記事。
アカウント持ってない人が確実に購入出来るのかは微妙なので(アカウントを作ってしまっているためわからない)使えなかったらごめんなさい!たぶん大丈夫なはず。


不調で文章が読めないときには漫画を読む本バカなので、今回はちょいと漫画が多めです!(古い薬飲んで調子崩したりしてた)

今回は池袋ジュンク堂で見つけた珍しい雑誌や、noteで購入した小説も紹介しております!
では、はじまりはじまり〜🌾


地獄のガールフレンド(1〜3巻完結)/鳥飼茜

鳥飼さんの明るい漫画を初めて読みました!!!ドラマやってたんですか!!(テレビのこと知らなすぎる)
表現が荒いかもしれませんが、印象としては鳥飼さんの描く『東村アキコ作品』。ルームシェアの正体というものを知ると、これだからやっぱ女子で住みたいよな〜!と思ってしまいます。

一人じゃ乗り越えられないことも、やってらんない毎日も、同性の友達がいれば愚痴ぐち言いながらもやってけるのかもしれない。


手から毒がでるねこのはなし/原田ちあき

一つひとつの話が見につまされるようで、なにに例えたらよいのかわからないのだけど、とにかく自分とダブって痛いような、そんな漫画。
ビビットな色合いが素敵です→📮🥦🟦🟡🟪こんな感じの色使い

こんなにがんばっているのにね、うまくいかないもんだよね。たまにうまくいった時のよろこびを大切に大切に削りとって、つらいことを乗り越えていきたい。


服福人々 1/坂本拓

柔らかい線と内容で、ファッションを愛する人と学びたい人が関わり合っていく。なかなかいい感じの作風で好きですね!(IQ3の感想) 

紹介されていたのはメンズ服ですが、どれもイケててコーデそのまま揃えたくなる。最近メンズ服、何枚か買いましたもん。
裾はいいとして袖だけはどうにもならなくて5巻きくらいして着てます。


レイナ/楠本哲

表紙に惹かれて買ったらとんでもねぇ〜漫画でした!!!!エグい、でも嫌いではない!!!!
(表紙買いしたくなるような絵やデザインを考える人もとんでもねぇ〜才能だと思います)



自己肯定感の低いワタシちゃん/うさぎのみみちゃん

Twitterで投稿した4コマ漫画+描き下ろしストーリーのコミックエッセイ。見たこと(読んだこと)ある人も多いのでは。

他人にどう見られてるかが気になり自分を「俯瞰する」ことは出来るのに、他人と自分を平等に(扱う)「俯瞰する」のはこんなにも難しい。


1ミリの後悔もない、はずがない。/一木けい

後悔。
胸にへばりついてたまに主張してくる異物のようで「後悔すると嫌だからやめとこう」と思わせるくらい、人生を左右する癖者。

過去の自分の言動を「恥」だと感じることは多いのだが、こと恋愛に関すると「後悔」のほうがふさわしいのかもしれない。互いに別のルートを選んでいたら、こうはならなかったんじゃないかという、ふたりの責任。


この世の中は、偶然会ってしまったとて泣き笑いみたいな表情しか作れないよ、という恋愛ばかりだ。


かか/宇佐美りん

文藝賞の恐ろしさよ。

「今」生きている人が書いた、その人の「今」の存在自体が丸ごと紙面に載り、それにひとつひとつ題名をつけて賞を与えている、そんな気がする。

読後、うーちゃんの話し口調がそっくりそのまま乗り移ったかのように、今も頭の中でうーちゃんのことばを話せる。
適応してないのは社会のほうなんよ。ほいでも生きづらさとはそいなもんなんよ。



エトセトラ vol.3 特集-私の私による私のための身体-

異性愛はもとより消費コンテンツもわりかし異性が主流なのは、自分と重ねない楽さゆえ、という面が少なからずあると思う。自分と構造が違う身体を見ることで比べる/比べられる のステージからいっとき降りられるのである。

話は変わるが、初音ミクちゃんのライブDVDを観ている時、ふと、「脚が長くていいな、」という感情が湧いて驚いた。二次元と三次元の境がどんどん曖昧になってきているから、より顕著に感じたのだと思う。
彼女らのようなかんぺきな身体に私はなれないのが、なぜか恥のように思えてきてしまう。


社会を究める(スタディサプリ 三賢人の学問探究ノート)/若新雄純・水無田気流・小川仁志


買ってから気づいたのですが、これは中高生向けの本なのか!!!
実は学生向けの本っつうのは、著者が寄り添いに寄り添ったわかりやす~い文章を書いてくれているので、ついつい買ってしまうのです。

これはシリーズものでして、「社会を極める」はコミュニケーション学やジェンダー学、政治など、遠いよ〜な身近なよ〜な話題を、先生方の体験を踏まえてお話しています。
イラスト付きでとってもわかりやすい!

何かを始めるには躊躇してしまうけど、自分の考え方だけでも新たな発見が生まれるような、発見がたくさんある本です💡

大人の皆様も、ぜひお手に取ってみては。


Maybe! 特集-お金と幸せ-

お金のことを考えるって、怖くないですか?どこまで考えたとて、延々と続く不安。

以前「BRUTUS お金特集」のインタビューで穂村弘氏が、お金を使うことに対して幸福を感じる、というようなことを書いていたのがずっと心に残っている。
なにをそこまで衝撃を受けることがあるのかといわれればそうなのだが、それ以上に「お金を使うのはいいことだ」という感情を初めて持った感覚に陥ったショックが大きかったのだ。

応援している芸人、漫画家、役者などいろんな方の価値観が載っていてとても面白い本。
テレビに出て名が売れている人でも、収入も貯金も思った以上に少なかったりして、なんだ、大丈夫なんだ、とホッとした。

お金で買えないものも沢山あるし、買えるものもそこそこある。だから、大丈夫だ。


学校に行きたくない君へ/全国不登校新聞社・編

皆さんは学校、行ってましたか?
不登校や引きこもり、うつが一般的になったとはいえ、「学校で勉強しない」ことがまだまだハンディキャップになるこの社会。

取材班は皆不登校の学生や、不登校経験者です。自分が会いたい(取材したい)と思う著名人に直接アポをとり、インタビューをしています。
学校では学べない多くのことを、君たち編集部員は体験している。想像以上に凄いことだ。
大丈夫、君たちははなにもかも、大丈夫だよ。


選択肢が増えたようで型が崩れきってないこの社会。全部ぶち壊してしまえ!そんなことを実現させられる自分になれたらいいのにな、とちょっと考えていました。


どうしようもない、この性。/根本宗子


劇作家の根本宗子さん作・演出の『皆、シンデレラがやりたい。』という舞台が、もうとにかく好きなんです。
おばちゃん3人(この3人、それぞれが超有名劇団所属のベテラン大女優お三方なのがまず凄すぎる)が同じホストに貢いでおり、好き勝手惚気話をしたり話題を共有したり喧嘩したり。
もうとんでもなく豪華でオモロい演劇作品なのです。(たまにWOWOWや衛星放送でやってるのでこれのためだけに入会してください。損はしない)

んで、その作品のスピンオフ?となるような小説がこれ。主人公はOLさんなのですが、ホストにハマっていくその生々しさや熱が、もうライブのように感じられます。描写の巧みさに、一度も行ったことないのにホストクラブ、もう何度も行った感覚に陥ります。ドンペリ空けるために貯金しないと。


演劇の方を見ていない人もぜひ読んで欲しい!

ちなみに、プリペイド式のクレカしか持っていなかったので、実質この小説を買うために新しくクレカを作ったようなもんです。クレカ便利!サイコ〜!!


下に見る人/酒井順子

いじめられていた芸能人や一般人の告白は増えてきたのに、いじめ加害者だったという告白はまず聞かない。

いじめた事実は進学・就職・結婚などあらゆる場所で枷になることに加え、「仲間内での愚痴が本人に聞かれていたとしたら本人はいじめられたと思うのでは?」というような、加害者なのか曖昧なその立ち位置にあるのだと著者は言う。

この曖昧な「まあ愚痴くらいは言ってたけど……」という立ち位置にいる人が大多数であるから、我々はいじめを受けた人の話を聞いて加害者を許せないと思い、それでいて自分のこととなると押し黙るしかないのでは。
出版から8年経った現在でもそれは全く変わっていない事実でしょう。

酒井さんの本を読むたび、絶妙に痛いところを突くなぁ〜と毎度感じるのです。周囲を自分より下に見ることが原動力になる反面、それは根っからの差別を生む資本主義国家の危険性も、ちゃんと理解しているのです。


最後までお読みいただきありがとうございました!以前の読書記録はマガジンでまとめてありますので、もしご興味があれば読んでいただけると幸いです😇ではでは〜


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