2021.9.22 今、外国に行って帰国すると…
昨年と今年は『コロナ禍』で大変ですね。
次の自民党総裁、総理の最重要条件は⇓の2つだと思っています。
1つは『米中覇権戦争』で、“アメリカ側”に付くこと。
そういう意味で、親中派の石破さんが不出馬なのは良いことです。
もう1つは、『コロナ大不況』を克服するための大規模な景気対策の実施です。
さて今回は、
「今、外国に行って、戻ってきたらどうなるの?」
という話を書いていこうと思います。
私の知人の奥さんとお子さん2人は、お子さんの夏休みを使って約1ヶ月モスクワに行っていました。
「緊急事態宣言が出ているのに不謹慎だな!」
その通りです。
しかし、奥さんには、
「どうしても行かなければならない事情」
がありました。
それは、
「パスポートの期限が切れる」
こと。
ロシアには、身分証明書となる『国内用パスポート』と『外国渡航用パスポート』の2種類があります。
この2つの期限が切れかけていました。
在日本ロシア領事館では更新ができないので、仕方なくモスクワに向かわれたのです。
現地の役所に行くと、
「パスポートの作成に1ヶ月掛かります」
と言われたそうです。
ロシアは『コロナ禍』で“お役所仕事”が滞っていたのです。
そのため、奥さんとお子さんは、モスクワ郊外にある親戚のダーチャ(別荘)でしばらく暮らしていました。
このダーチャがある場所は、
「ナチスドイツ軍が攻めてきても絶対に見つからない」
と言われる超僻地にあるとの事。
周りは延々と続く森で、お子さんは自然と戯れながら夏休みを過ごせたようです。
さて、1ヶ月が過ぎ、奥さんのパスポートが出来ました。
PCR検査をして飛行機に乗り込みます。
飛行機はもちろんガラガラで、4つの座席を使って横になって寝ることもできたそうです。
まさに快適空間ですね。
しかし、問題は羽田空港に着いた後です。
PCR検査をして3人とも陰性でしたが、陽性陰性関係なく空港内のホテルに隔離されました。
そして、MySOSとcocoaのアプリを強制的にダウンロードさせられます。
ホテルに隔離される期間は陽性か陰性か、あるいはどの国から来たかで変わるようです。
ホテルの部屋から一歩も出ることは許されず、食事は提供されるお弁当のみ。
小学校1年生の息子さんは、かなり偏食で食べられるものがなく困ったそうです。
先日、奥さんとお子さんが無事、家に戻ってきました。
空港から自宅への移動には電車、バス、タクシーは使えません。
厚生労働省指定のハイヤーを手配することになります。
自宅に戻ってきたら好きにできるかというと、そうではありません。
日本に帰国してから2週間が『自主隔離期間』です。
つまり、2週間経過するまで家にいる必要があります。
そして、家に着いてからも日々3つのことをやる必要があります。
・健康報告
・現在地報告(報告しなくてもアプリでバレます。)
・ビデオコール
最後の「ビデオコール」というのは、当局から1日1回ビデオ電話が架かってきます。
そして、奥さんとお子さんたちがビデオ電話に登場して、
「家にいますよ。悪いことはしていません」
と証明するのです。
奥さんとお子さんの帰国を見て思うのは、
「かなりしんどそう」
だということです。
一方で、『コロナ対策』の面から見ると、
「厳しくやっているのだな」
という印象です。
そして、私は、
「絶対必要な場合以外は、外国に行かない方がいい」
と思ったわけです。
コロナ禍さえなければ、昨年から南洋諸島の15の国と地域を巡る予定だったのですが…。
全国の主要都市に発令されている緊急事態宣言も解除される見込みですが、今少し、日本の今いる場所で楽しく暮らせるよう工夫が必要なようです。
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