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2021.10.4 岸田氏を評価する2つの理由

自民党の総裁選が9月29日実施され、岸田文雄候補が選出されました。

岸田氏の評価は?というと、私は「いい」と思っています。

――その理由は?

巷では、
「新型コロナ対策が争点だ」
と言われています。

しかし、私は
「米中覇権戦争でどういう立場をとるか」
が一番の争点だと思っています。

2018年から『米中覇権戦争』が続いています。

世界情勢は、これを軸に回っています。

そして、世界中の国々が、
「米中どっちが勝つのかな?」
「米中どっちにつくのがお得かな?」
と自問しています。

私は以前から、
「アメリカが勝つから、日本はアメリカ側につかなければならない」
と主張し続けています。

「なぜ、アメリカが勝つのか?」
は長くなってしまうので、今回は触れません。

つまり自民党の新総裁、新総理、第一の条件は、
「米中覇権戦争でアメリカ側につくこと」
です。

そう考えると、一番良かったのは高市氏に思えます。

しかし、高市氏には、
「保守すぎる」
という問題があります。

「何が問題なのだ?!」
と思う方も多いでしょう。

問題は、バイデン大統領が『リベラル』だということです。

バイデン大統領は2013年、当時の安倍総理に
「靖国参拝をやめろ!」
と要求しました。

ところが、安倍総理は、バイデン大統領の警告を無視して参拝を強行しました。

これがきっかけで、当時の日米関係は最悪になったのです。

皆さんご存知のように高市氏は、
「靖国を参拝する」
と宣言しています。

そうなると、バイデン大統領はこれを批判するしかありません。

それでも、
「中国に対抗する」
という戦略的視点から、抑制的な批判になるかもしれません。

しかし、欧米のリベラルメディアに『戦略的視点』はありませんので、大いにバッシングすることでしょう。

高市氏が総理になると、欧米と日本の間に亀裂が生まれる可能性が高い。

そうなると、それを喜ぶのは中国です。

では、河野氏はどうでしょうか?

アメリカは、河野氏が首相になることを望んでいたのでしょう。

彼は、ジョージタウン大学を卒業しているので英語が堪能です。

「日本もファイブアイズに入りたい」
と主張している、バリバリの親米派に感じます。

しかし、皆さんはご存知でしょうが、自民党総裁選に出馬した河野太郎氏とはどんな人物なのかについて書いておきます。

河野家は代々の政治一家で、その河野家が大株主を務める日本端子という会社があります。

河野太郎氏自身は4000株、父が5万8000株を所有し、弟は代表取締役を務める会社です。

その日本端子は、コネクターや端子を作る電子部品の会社ですが、中国と深い繋がりを持っています。

例えば、中国の代表的な軍産複合体企業であり、アメリカから排除されているファーウェイとも繋がっています。

そして、もう一つ。

河野さんは、“是非やりたいこと”として、『年金改革』を挙げています。

これは、基礎年金の財源を現在私たちが納めている保険料から消費税に切り替えるというもの。

私たちは、月々納めている1万6000円ほどの保険料を支払う必要がなくなります。

しかし、消費税の税率は大幅に引き上げられることになります。

皆さんご存知のように、河野氏は非常に実行力のある人です。

そういう人が、
「年金改革のために消費税率を倍増する」
と突き進んでいく。

失われた日本経済にさらに追い打ちをかける…。
そこに待っているのは、『死』です。

ということで、河野氏が、
「かなりヤバい人」
であることが明らかになってきました。

では、岸田氏はどうでしょうか?

岸田氏の特徴は、
「何を考えているのかよく分からない」
ことです。

実際、岸田氏は親米なのか、親中なのか、親ロなのか、まだよく分かりません。

ですが、海外での評判はとても良いのです。

それは、岸田氏が2012年から2017年の約5年間、外相を務めていたからです。

日本の政治家で一番有名なのは安倍元総理です。

なんといっても『歴代最長首相』ですから。

その次に有名なのが岸田氏です。

岸田氏は、「歴代最長外相」なのです。

そして、岸田氏が外相だった当時、安倍総理は中国の『反日統一共同戦線戦略』を無力化すべく奔走していました。

具体的には日米関係、日ロ関係、日韓関係を改善させました。

岸田氏は5年間、安倍外交を支えました。

それで、首相になっても、冴えていた頃の安倍外交を継承すると期待しています。

ただ、岸田氏の欠点は、彼が『財務省のポチ』と言われる『緊縮財政派』だったことです。

しかし、最近は大きく変わったようです。

現在は、『数十兆円の経済対策』を約束し、『令和版所得倍増計画』を掲げています。

高市氏や河野氏に比べると、『華がない』といわれる岸田氏。

しかし、私は、
「岸田氏で良かった」
と感じています。

まだ新政権はこれからですので、『100代目の総理』となった岸田氏の成功を祈ろうと思います。

以上のような個人的な評価から、岸田氏が成功したならば、私たちに安全と繁栄をもたらしてくれることでしょう。

まずは、岸田氏の政治手腕を私たち国民がしっかりと見ていきましょう!

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