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イギリスでVeganになった話

こんにちは
今回は私がVeganになった話を書きたいと思います。
Vegan= ヴィーガンは卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことです。

私の元々のダイエットは肉は時々食べるけど乳製品は食べない、魚、野菜、卵を中心としたものを食べていました。乳製品は日本人によくみられるlactose intolerance(乳糖不耐症)です。乳製品を食べるとお腹を壊しがちで日本にいたときは豆乳を飲んでいました。ここ数年は自発的にはあまりお肉を食べず、またお肉を食べるとやはり陽性が時々強すぎて重たくなるのがあまり好きではなく食べることが減っていました。魚は子供の時から大好きで魚をよく食べていました。またイギリスに来る前、インドに滞在していた際はベジタリアンのオプションが手軽に選べること、また野菜等は市場で買っていたのですが肉を買う勇気はなくまた衛生上のことも気にしていたので自然とお肉を食べる回数が減っていきました。それからベジタリアン、またはペスカタリアンのような生活をしていました。※ペスカタリアンとは、牛や豚・鶏といった哺乳類と鳥類の肉、及び肉由来の製品を避け、魚介類は口にする人々の食生活スタイル。
この時からこのダイエットスタイルが私の身体にあっているなと感じていました。日本に帰ればもちろんいろんな肉製品を含めておいしいものがたくさんあります。普段はそれでもお肉類はあまり食べていませんでしたが友人と食事する際出されたものはもちろんその食事を楽しんでしました。

そして今のパートナー(夫)がVeganで私の食生活も自然とVeganになっていきました。夫は18歳のころからベジタリアン→Veganになったそうです。きっかけや理由はここでは述べませんが夫を見ていると生き物に対しての考え方や接し方が素敵だなと思います。だからと言って人に考えなどを許容するわけでもなく動物性のものを食べる人をジャッジするわけでもありません。そして仮に私が動物性のものを同じ食卓で食べても特に問題ありません。実際に彼の母は半Veganで卵だけ食べています。私は元々Veganにも興味があり普段からVeganのお菓子を楽しんだり、VeganBakingを時々したりしていました。また叔母がマクロビに詳しくマクロビも似た面があるのでなんとなく親しみがありました。

そんな興味からと夫と一緒に料理をしたり同じ食事を楽しめるので自然とVeganダイエットに代わっていきました。また体の調子もいいので続けています。

イギリスのVegan事情
イギリスのスーパーマーケットには必ずPlantbaseコーナーがあります。動物性を一切使わない商品が(ひき肉、チキン、ハム、ソーセージ、チーズ、スープ、ピザ、あとは簡単なチルド弁当など)が売られています。多くの肉製品は大豆ベースで赤く染まっているのはビーツが使われています。その面も安心できますよね。私は元々チーズが苦手ですがVeganチーズはとても美味しく感じます。こちらも大豆ベース化またはココナッツオイル系が多いです。日本にも豆腐の代表、相模屋がプラントベースのチーズをだしていますよね。

Beyond TOFU

またイギリスのカフェ、レストランには必ずVegan/vegetarianのメニューがあります。ちなみにVeganに加えてグルテンフリー表記も結構多く見られます。イギリスで代表的なEnglish breakfastもVeganで食べられちゃうんです。こちらが最近食べたVegan English Breakfast です。ソーセージはきちんとプラントベースです。このプレートにはないですが卵の代わりにスクランブル豆腐が入ってることがあります。うちでも時々作りますが絹豆腐を使ってほぼ卵に近いスクランブルエッグを作ることができるんです。

Vegan breakfast 

イギリスでのVeganの割合
英国ビーガン協会(The Vegan Society)の公表値によると、2014年時点で15万人だった英国内のビーガン人口は、2018年時点で60万人となり、4年間で4倍に増えている。 これは英国全体の人口の約1.2%に相当するそうです。
(ジェトロより)

家では日本食もよく作りますが意外といろんなもので代用ができます。もちろん満足度は個人差があるかもしれませんが。夫は味噌汁が大好きでだしはもちろん昆布だしを使っています。その他の料理もだし系は昆布かマッシュルームを使っています。プラントベースのお肉はどこでも手に入り、触感、味もお肉に近いのでそのまま料理に使えます。近所にはCo-opしかないのでCo-opブランドを愛用しています。また最近はプラントベースのツナ缶もまででてきました。いくつか試しましたが魚感はあまりないですが普通においしいです。ツナでお思い出しましたがマヨネーズもVegan使用のが売っています。マヨネーズは手作りでも簡単にVeganのを作れるみたいですがまだ試したことはないです。またありがたいことに豆腐だけはどこのスーパーでも手に入るので料理の幅が広がります。イギリスでよく見かける豆腐は日本でいう板豆腐のようなものでからあげなどにも最適です。この豆腐結構売れていて近所のスーパーでもすぐ売り切れてしまいます。Veganに関わらず豆腐ブームが起きているみたいです。

代表的な豆腐

また日本では豆乳をよく飲んでいましたがこちらに来てからはオーツミルクの方が安味もおいしいのでオーツミルクを飲んでいます。カフェでも多いときはオーツミルク、ココナッツ、ソイ、アーモンドから選ぶこともできます。日本だと豆乳の種類が多く、オーツミルクは少なく高いイメージがあります。ちなみに夫は日本の麦芽コーヒーが大好きです。
私のおすすめオーツミルクはテスコで出しているテスコブランドのオーツミルクか下記の二つがおすすめです。一番下のは職場でも使っています。

OAT-LY!
BARISTA OAT

タンパク質、ビタミンはどうとるの?
ヴィーガンはタンパク質、ビタミンB12が不足になりがちと言われています。
結論からいうと主なたんぱく源は豆です。毎食と言っていいほど豆を以前より食べています。また豆はイギリスだと安く買えます。主な豆類:ひよこ豆、レンズマメ、キッドニービーンズ、ブラックビーンズ(小豆に似ている)、白いんげん豆など。豆でかなりのタンパク質をとることができます。
ビタミンB12は海藻からとれるので味噌汁、昆布等を料理によく使います。またニュートリショナルイースト(サトウキビなどの糖蜜で発酵させた酵母)と呼ばれるイーストがあるのでそれを料理に混ぜます。また普段飲んでいるオーツミルクにも多く含まれています。

最後に
イギリスにはVeganの割合は年々増えていて、商品自体も需要があること、また簡単に入手できるので料理もしやすいです。日本ではVeganはまだ認知度が低くスーパーにおいて需要があるかは今一つな感じがしますが健康志向の面から興味を持って購入する人もいると思います。実際に動物性のとりすぎは肥満や、がんのリスクを上げるとも言われています。(最近ネットNetflixで見つけたヒトは食べ物でできているというドキュメンタリーがなかなか面白いです)それでもバランスよく食べることが一番大事だと思います。

Veganのおいしいレシピや料理をまた別の記事で紹介できたらいいなと思います。

ではでは cheers, 


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