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【短編小説】ほふ〜ん



ほふ〜ん



ほふーんはクローバー畑でのんびりしていた。



ぽかぽかのお天道様のしたで日向ぼっこはとても気持ちいい。



ほふーんはほふーんとクローバーばたけで横たわった。




その瞬間、うっかりクローバーを潰してしまった。



ほふ〜ん




ほふーんは悲しんだ。




自分のせいでクローバーをつぶしてしまった。




ただただほふーんは泣いた。ほふーんほふーん泣き続けた。




泣き始めてから随分が経った頃、涙が溢れたところからクローバーが咲いていた。




四葉だ。




ほふ〜ん






ほふーんはこのクローバーを大切に大切に育てようと摘んだのだった。

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