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無料noteまとめ

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#ほろ酔い文学

【短編小説】夕焼けぼっちのレモンサワー

彼女が家を出て行ってから一週間が経った。 特に理由はないと言われたが、それすら言いたくな…

京サリ
10か月前
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【短編小説】千鳥足忍び足

金曜日。 週の仕事を終え、男は陽気に土産を持って千鳥足で家に帰っていた。 大きなプロジェ…

京サリ
1年前
4

【短編小説】レモンサワーと金曜日

週末がやってきた。 一週間働き疲れた体が求めているのはもちろん、美味しいごはんだ。 適当…

京サリ
2年前
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【短編小説】モヒートと迎える週末

今週も金曜日がやってきた。 いつもより早く仕事が終わり、週末を迎えられる喜びとともに春の…

京サリ
2年前
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【短編小説】夜桜と純米、春の天ぷら。

葉桜が春の夜空を彩っていた。 それはさながらかき揚げのようだった。 かき揚げ食べたい。 …

京サリ
2年前
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【短編小説】さくらんぼカクテルと連休

連休がもうすぐ終わる。 世間はどこも賑わっていたが、ほとんど家から出ることはしなかった。…

京サリ
2年前
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【短編小説】虹色カクテル

雨が上がった。 傘の縁から見上げる空は、優しい夕日に照らされていた。 傘を閉じてほとんど乾いてしまった雫を払う。 今日は金曜日。 残業もそこそこに仕事を切り上げて、東京のレンガを踏みしめた。 ヒールを鳴らす音が心地良い。 今朝雨が降っていたのが嘘かのような暖かさの中、 少し汗ばんできて薄手のカーディガンを脱いで腕にかけた。 こんな日はキンキンに冷えたお酒が飲みたい。 駅に向かう途中、建物隙間から小さな虹がかかっているのが目に入ってきた。 あ、レインボーカク

【短編小説】氷々と

雨が降っていた。 ニュースを見ると雹も降る可能性があると書いてあった。 思わず、 うひょ…

京サリ
2年前
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【短編小説】下戸ゲコ

ふひぃー そのカエルは下戸であった。 しかし困ったことに酒が大の好物なのだ。 今日も今日…

京サリ
2年前
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【短編小説】日本酒スパーリングの夜

グラスの中でパチパチ弾けていたそれは雪のようだった。 真夏に降る雪。 僕はそれを一人公園…

京サリ
1年前
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【短編小説】刺身と日本酒

金曜日。 私は既にお店にいた。 カウンター越しに店長と会話しながらゆったり日本酒を飲める…

京サリ
1年前
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