マガジンのカバー画像

お酒シリーズ

11
華金をする人間を描いた短編小説集です。
運営しているクリエイター

#ショートストーリー

【短編小説】千鳥足忍び足

金曜日。 週の仕事を終え、男は陽気に土産を持って千鳥足で家に帰っていた。 大きなプロジェ…

京サリ
1年前
4

【短編小説】さくらんぼカクテルと連休

連休がもうすぐ終わる。 世間はどこも賑わっていたが、ほとんど家から出ることはしなかった。…

京サリ
2年前
3

【短編小説】はじめてのビール

20歳をむかえた。 子供の頃想像してた二十歳とはとてつもなくかけ離れていて、 歳ばかりとっ…

400
京サリ
2年前
3

【短編小説】虹色カクテル

雨が上がった。 傘の縁から見上げる空は、優しい夕日に照らされていた。 傘を閉じてほとんど…

京サリ
2年前
2

【短編小説】氷々と

雨が降っていた。 ニュースを見ると雹も降る可能性があると書いてあった。 思わず、 うひょ…

京サリ
2年前
8

【短編小説】下戸ゲコ

ふひぃー そのカエルは下戸であった。 しかし困ったことに酒が大の好物なのだ。 今日も今日…

京サリ
2年前
7

【短編小説】一年後の私に贈る梅酒

19歳を迎えた。 梅の実が旬の季節に私は生まれた。 こどもの私が思っていたほど19歳は大人でもなかった。 来年はお酒を飲める年齢になるけれど、その時は今よりもう少しだけ大人になってたらそれでいい。 昔から興味があった梅酒作りに挑戦したいな。 おばあちゃん家に行くたびに気になってた梅酒の瓶。

有料
350

【短編小説】夜桜と純米、春の天ぷら。

葉桜が春の夜空を彩っていた。 それはさながらかき揚げのようだった。 かき揚げ食べたい。 …

京サリ
2年前
14

【短編小説】モヒートと迎える週末

今週も金曜日がやってきた。 いつもより早く仕事が終わり、週末を迎えられる喜びとともに春の…

京サリ
2年前
4