AIドクターを超える病気特定能力、保健室の先生ってやっぱりスゴい!
実は1週間前から体調を崩していました。
経過をご紹介すると…。
木曜日:今週疲れた。微熱あり。仕事のあと、2時間半高速を運転して出かけなければならない。疲れた…。
金曜日:全国的に気温が高い日。国内のとある世界遺産に出かけてご機嫌、と思いきや、左の鼻の穴からの鼻水が止まらない。ついでにウチの車のエアコンは調子が悪く、とにかく暑い。一日のうち、8時間くらい助手席に座っていた。疲れた…。夜には寒ーい自宅に帰宅。一日の寒暖差すごいな。
土曜日・日曜日:体がこれまでになくだるい。でも微熱程度。コロナとかインフルとかではなさそう。鼻水は出続けている。風邪薬を飲む。鼻水は止まったが、だるさは消えない。
月曜日:とにかくだるいが高熱ではないので出勤。今度は右の鼻の穴からの鼻水が止まらない。熱はない…。
火曜日:月曜日と同じ症状。夜のニュースで「寒暖差疲労」というものを知る。寒暖差で自律神経が不調になり、だるさや頭痛、肩こり、鼻水などのアレルギー症状が出るらしい。絶対これじゃん!耳を引っ張ったりぐるぐる回したりすると体調が戻るらしい。やります!
水曜日:とりあえず耳を引っ張ったり回したりして過ごす。でもとにかくだるい。自分の周りだけ重力がバグっているのかと思うくらい体が重い。そして鼻水が止まらない。私は花粉症ではない。体温は微熱。なんでー?
そして木曜日。
この1週間の体調不良に対して、「疲れ→風邪→寒暖差疲労?」と自己診断をしていた私ですが、そろそろおかしいなと思い始めていました。なぜなら、朝から眼球とか目の下とか歯とか歯茎とか、とにかく顔の右側のあちこちが痛くてしょうがなかったからです。
(もしかしたらここで「アレじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、とりあえずスルーしてお読み下さいませ)
そういえば前にもそういうことはあったけど、虫歯なのかなあ、そういえば最近歯医者さんいってないしなあ、虫歯かなあ、ああそれよりだるい…鼻水止まれ…。
基本、私はあまり体調を崩すことがなく、職場でも「いつも元気な人」と思われているので、ぐったりしてトボトボ歩いている私の様子はだいぶ異様だったようです。
廊下でばったり会った保健室のアキコ先生が「なんか…大丈夫?具合悪いです?」と声をかけてくれました。
「熱はないんですけど、鼻水が止まらなくて、めちゃくちゃだるいんですよ」
その瞬間、アキコ先生は言いました。
「えっ?もしかして副鼻腔炎じゃない?」
フク…ビ…クウ…エン?
続けてアキコ先生は「目の下とか痛くない?」と私の目の下をプッシュ。
「いたたたた、そうなんです、なんか歯茎まで痛いんですよ」
「あらー、きっと副鼻腔炎だよ。耳鼻科行った方がいいですよ」
耳鼻科…?この体調不良は、鼻が原因なの…?
自分の中には全くなかった病名でしたが、日頃のアキコ先生に対する全幅の信頼に後押しされ、掃除や学活の時間を早退させてもらって(副担任はこういうところが気楽でありがたい)、耳鼻科に行ってきました。
その結果、やはり診断は副鼻腔炎。
しかもかなり重いようで、コントに出てくるおじいちゃん先生みたいなご高齢の耳鼻科の先生は「ありゃー、これは…。だいぶ奥が腫れてるねえ。辛いでしょう?」と、奥様と思われる看護師さんとともにいたわってくれました。
えーん、辛いですう。早くお薬ください。
ですが残念ながらこの病院は院外調剤でした。うう、早く薬を…。
耳鼻科の近くには処方箋薬局がなかったので、近所のかかりつけ薬局に向かいました。
車の中で思ったことは、「早く薬を…」もありますが、なにより
「アキコ先生、やっぱりすごいな!」ということです。
だって、「微熱、鼻水、だるい」だけで病名を言い当てたんですよ。
最近流行りの、症状の質問に答えていくと可能性のある病名が表示されるAIドクター的なアプリ等では、ものすごく細かく大量の質問に答えないと病名表示までたどり着けません。
さすがアキコ先生。
お腹が痛いんだか心が痛いんだか分からない中学生を相手に、早退と休養と励ましと却下の仕分けをしているだけあります。
保健室の先生ってすごいんだなあ…。
そんなことを考えていたら、近所の薬局に到着。
ところがここで事件が!
処方箋で指示されたお薬のうちの一つは、こちらの薬局ではジェネリックで対応しているそうなのですが、処方箋には「ジェネリック不可」と記載されていたそうです。
薬局の方が耳鼻科に電話して「ジェネリックじゃダメですか?」と聞いてくれたのですが、例のコントに出てくるようなおじいちゃん先生は「ジェネリックは効かないからダメ」とおっしゃったそうで、この薬局で処方してもらうことはできませんでした。
先生ー!ジェネリック医薬品、成分は同じなんじゃないんですかー!?
効き目一緒でしょ?
早く私に薬を…。
うなだれる私を気の毒に思ったのか、薬剤師さんがあちこちに連絡してくれ、処方箋通りの薬がある薬局を見つけることができました。
そこは車で往復1時間の場所。
ああ、マジで早く薬を…。
私が薬を手に入れたのは、受診から3時間後のことでしたとさ。
さて現在。相変わらず鼻水は出ていますが、薬のおかげで体調は80%ほど回復しました。
体がだるくないってこんなに快適だとは!
でもホントに1週間辛かったです。
疲れているときの「風邪気味」、侮ってはいけないなあと実感しました。
そして、私を正しい道に導いてくれた保健室のアキコ先生。あなたはすごいです!
この場を借りて、御礼申し上げます。
アキコ先生、ありがとー!
寒暖差の激しいここ数日。
皆様もご自愛くださいね。
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