さまざまな風景のうた11
さやかなる風に目覚めて満ちるのは感謝の心風に伝えて
風そよぐ窓いっぱいの夏の空君と手を取り影も一つに
空の青食べて伸びるあさがおにそっと微笑む雲も晴れて
まなざしはこの命とはひきかえに君と歩む遠き道を
ゆびさきに君の吐息を感じつつ過ぎ行く時を忘れ得ぬかな
流れ行く時を静かに感じつつ闇夜に響く虫の音かな
初盆に亡き父をしのび過ぎし日の嵐静まり心安らぐ
心には闇路にありて悩めるはわれの弱さの証なるべし
あれはてた心を満たすみことばに神の息吹はわれに語れり
時ゆきて夢のごとくに過ぎ去りて心に残る異形の光
※今回も以上、十首です。よろしくお願いします、
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