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教育観2020

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OPPシートの活用を経て思ったこと

二学期から、『新訂 一枚ポートフォリオ評価OPPA 』堀哲夫著 を参考にして、OPPシートを活用した学習をすすめた。

一年生ということもあり、書く能力がまだな子もいて、メタ認知が十分に育っているわけもないので、段階を踏んでの実施をした。

良かった点①本当の意味での一人一人の学習の到達状況がわかるどの教科でも、教師のねらいに留意しつつ、子供の言葉でまとめるのは当然。だが、子供の言葉でまとめていて

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自戒

最近、子供の自立を促そうとするあまり、自分があまりにも冷たいのではないかと感じる。

他の先生方の一年生への接し方をみていると、まるで卵を扱っているかのように半端なく手厚い。

例えば、図工。こうやってこうやってこうやって…細かな説明で、わかりやすい。でも、子供の失敗や試行錯誤を奪っているように感じ、本当の危険以外は言わない。この間も、ボンドを出しすぎた子がいた。でも、ボンドのどれくらいが出し過ぎ

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子供の声を聴くということ

最近、我ながら授業がうまく行ってることが多い。

というのも、自分の中で3年目にしてようやく子供の声を聴くとはどういうことかわかってきた(ような気でいる)からだ。

今までは、子供の声(以下発言含む)を聴くというと、指名しての発表を聴くとか、対角線に立つとか、小さい声のときはあえて遠くに離れて聴くとか、そんなハウツーばかり気をつけていた。

しかし、それは教師としての立ち振る舞いにすぎない。授業に

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信じて任せることの可能性

今年度意識している二つあります。

とことん教えず、子供の中にある仮の答えを問いで引き出すこと。

子供より先に反応しないようにすること。

これを続けているからか、子供がほんとに自分で考えて動くようになってきました。

スタートカリキュラムの作成も進めていたため、保育園・幼稚園でのリーダー経験を生かすことを第一に考え、学校に来てからの動きすら教えず、どうしたら早くできるかを考えさせてきました。

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研究授業のとき

研究授業のとき、短冊や挿絵、アンケート、、、盛りだくさんに準備しますか?

私は指導案は練りますが、過度な物の準備はしない派です。

なぜなら、日々の実践からかけ離れたものにしたくないから。教師にとっては特に特に特に大切な1時間でも(もちろん、すべての時間のすべての授業に全力ですが)、子供にとっては年間の約1000時間のうちの1時間にすぎません。日々の実践でやっていないことをやってしまっては、研究

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0ベースで学校を考える

0から学校を考えてみると、学校における大事なことが見えて来ると思います。

学ぶ環境は教室じゃなきゃだめか。

例えば校庭。隣のクラスの声とか聞こえてうるさそうだなー。やっぱ箱がいいのかも。

じゃあ机はいるか?個人的には床でやるとか机でやるとかは選べるといいのかもと思う。下らん学習規律を指導しなくて済む。(中学で学習規律が必要とか言うが、そもそも中学でも学習規律を強いることはあってるのかって話。

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職員会議なんていらない。

緊急事態宣言の解除を受けて、今後の計画が示されました。

しかし、計画をみると

会議の文字。

どういうことなのか。

職員は密を被ってもいいというのだろうか。

そもそも、我が校の職員会議は

・終了時間を決めない(目安すらない)

・ほぼ情報伝達で、集団の意思決定の場としては機能していない

という現状である。

この現状を管理職がいまいち理解していないのとリスク管理の意識が薄すぎるのが重な

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