研究授業のとき

研究授業のとき、短冊や挿絵、アンケート、、、盛りだくさんに準備しますか?

私は指導案は練りますが、過度な物の準備はしない派です。

なぜなら、日々の実践からかけ離れたものにしたくないから。教師にとっては特に特に特に大切な1時間でも(もちろん、すべての時間のすべての授業に全力ですが)、子供にとっては年間の約1000時間のうちの1時間にすぎません。日々の実践でやっていないことをやってしまっては、研究にはつながらないと思うのです。

しかし、一方で研究授業には提案性も不可欠です。これがなければ、なんの研究かわからなくなってしまいます。

そこで、年間1000時間を研究授業のつもりでデザインする。(もちろん、指導案まるごとはかけなくとも、最低ラインのものをつくる)

そうすれば、研究授業だから力み、日々の実践とかけ離れるでもなく、なんの提案性もないような実践にもならずに済むはず。

今年度は幸い常にそう考えて毎時間の授業をデザインできています。おかげで、ようやく全科のよさを心から感じています。そして、18時ごろには退勤。

なぜこんな話かというと、今日主任とそんな話になりました。

他学年の研究授業と私の研究授業が同時に近づいている現状で、他学年が短冊やら何やらすごい装備を用意してるのを見て、

「準備すごいよね。準備する派?私はしない。いつも基本チョーク一本なんだから、研究授業もチョーク一本じゃないとね。」

と言われ、激しく同意しました。

もちろん、どちらがいい悪いではないです。が、今日の主任の言葉、さらっと言えるのが、すごくカッコいいなと感じました。その上、私の理念とも完全に合致していたので、まとめた次第であります。

誤解を招きたくないので言いますが、

準備をするしないの善し悪しではなく、信念をもつことが大事と感じた。

ということを言いたいのです。ご理解ください。

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