ピアノを辞めない理由
明日は、実に7か月ぶりのコンサートで演奏します。
主催者の方がまだ新型コロナウィルス感染拡大が広がっていて
まだ先がみえない時に あまりにも舞台で弾いていないと感覚が鈍ってしまうから、無観客でもいいから忘れないようにコンサートをしましょうと大きいホールを借りてくれました。
正直自粛中はコンサート再開のめどが立たず、さすがの鉄メンタルでも
まだ慣れない日本、みんな正社員でバリバリ働いているのに自分だけ全然動けず、
また生活リズムや 人の生活、交友関係には組み込まれていない感じがあり、
社会に溶け込めない劣等感と疎外感があり、心が折れそうでした。
また全くクラシック音楽とは違う野良仕事、野菜つくりにハマってしまい
たぶんはたからみたら、痛すぎる人となっていたと思います。笑
そんななかで生徒さんのレッスンを通して、音楽の素晴らしさは常に感じていましたがなかなか自分が素直にピアノに向かう事が出来ずにいました。
しかしコンサートの日にちが近くなる度に、ピアノを練習する時間が長くなりのめりこんでいき。。。
練習後はなんと1日で2キロ体重が減ってました 笑
(どれだけステイホームで食べていたか。。!まだまだ落ちる場所沢山。)
そしてその練習作業のなかで 明らかにコロナ前と後とは変わったものがありました。
テンポ感
メトロノームの発明がされる前は、テンポというものは
演奏者の心臓の音や、演奏される場所、気温などの要素によって変わっていたといいますが
コロナ前にはテンポを速くする癖がありましたが(昔ハマったパンクミュージックの影響)
あきらかにコロナ後では違う。。。
常にしめきりやプレッシャーに追われていた生活から脱却し、
野菜育てながら 自然に触れながらノンストレスで生活したからだとは思いますが
音楽の好みも変わり、今まで避けてきていたモーツァルトのソナタも新しく挑戦してみたり、一音一音を愛おしく思ったり 感性の部分にも変化があり
音楽の幅が広がったような気がします。
コンサートがなかったらそのような発見もなかったし、
モチベーション低下のため、ピアノを辞めている選択もあったかもしれません。
29年間ピアノを辞めないでいるのには、
気にかけてくださって 演奏の場を提供してくださってくれている方々
演奏会に来てくださる方、支えてくださる関係者がいるから。
そして、健康に生活してピアノが弾けているから。
様々な方々に支えられてここまで続けている事が出来ているのだなと再確認。
明日は頑張ろう。。!
自分が納得する練習がたくさんできますように。
サポート宜しくお願いいたします。 コンサートが来年に延期になってしまったので、いただいたサポートは活動再開までの糧にさせていただきます!