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あの頃にこれがあったらと思える商品

私が某大手コンビニチェーンを多店舗展開するベンチャー企業で働いていた頃。

ブラック企業だったのでアルバイトは社員になれず、社員はアルバイトより低い時給でこきつかわれていました。

それでも、アルバイトの子は皆わたしの部下になるので、せめて私の店舗だけは働いていて楽しいと思ってもらえるように、皆との会話や教育、新商品や季節商材(クリスマスケーキ、お歳暮等)の試食会など、できる限りのことはしていました。

会社で経営している店舗のうち、都内の中でも超繁華街にある店舗に異動になった時、凄くよく頑張ってくれる上に接客も素晴らしい、男の子がいました。

人当たりも良くて後輩に優しく、一生懸命働くのに腰が低いという、素晴らしい人間性の子でしたが、自分に自信がなく高卒でアルバイトとして働いて20代半ばという子でした。

今でこそ、カフェインがたっぷり入った栄養ドリンクやエナジードリンクは危険という認識が少しずつ広まってきてはいますが、当時は全盛期!

しかもその繁華街にはクラブが沢山あり、エナジードリンクがバカ売れするので、売っている側のその子からすれば「みんな飲んでるんだから大丈夫」という安心感もあったんだと思います。

シフトに入る日は毎日、勤務前に某エナジードリンクの短い方を1本キメてから出勤していた彼に、私は毎回「エナジードリンクは外から栄養を運んでくれるわけじゃなくて、今残っているエネルギーを瞬発的に燃やすだけだから、後で疲れが来るよ」とたしなめていました。

それでも、「はーい、分かってまーす」と軽く流され、彼のシフトが増える度に短い方から長い方に変わり、1本が休憩中にも1本飲むようになり、気づけば毎日3本くらい飲むようになっていました。

その辺りから、眼の下のクマが濃くなり、「眠れてる?」と聞くと「あまりよく眠れないんすよねー」と答えるものの、エナジードリンクを止める気はなく、私が見ている日は減らしてくれてはいたものの、どんどんやつれていきました。

ある日、朝番の彼が出勤時間になっても現れず、こんなことは一度もなかったので電話をかけてみると、めまいと頭痛が酷くて吐いてるとのこと。

そこから、高熱が続いて1週間バイトを休みました。

病み上がりで出勤してきた彼は痩せてはいたものの、顔色は倒れる前よりよくなっていました。

バイト終わりに「奢るから好きなもの食べに行こうよ」と誘って、リクエストの有名なラーメン屋さんに行き、オプションをつけまくってお腹パンパンになりながら、倒れた時の様子を聞きました。

病院に行ったけど「過労じゃないか?」とのことで、特に病名はなかったようで、「眠れてなかったからですかね?」と笑いながら言う彼に、「エナジードリンクのせいだと思うよ。しっかり栄養があるものを食べて、カフェインを避けて、よく眠ること」と真剣に話しました。

ヘラヘラ笑ういつもの彼だったので伝わらなかったかな?と思ったものの、1週間一人暮らしで倒れたことが身に染みたようで、エナジードリンクを全く飲まなくなっていました

それからは、倒れることもなく、「sakuyaさんのおかげで元気になりましたけど、代わりに太っちゃいましたよー」と文句を言われましたが、変にガリガリになっていたので、私としてはちょうどいいと思うよと受け流しました(笑)

私にしてはちょっと暗い話になってしまいましたが、エナジードリンクだけではなく、栄養ドリンクが欠かせなくなっている方に、真剣に読んで欲しいと思います。

若い男性がエナジードリンクの飲みすぎで心不全を起こして亡くなったニュースがありました。

私は何もエナジードリンクを全て批判しているわけではありません。

ただ、日本は「海外に比べて食に対する教育のレベルが低い」のも事実。

海外では、アレルギーや宗教上の理由もあるため、それぞれにウェアラブル端末をつけて、食堂で自分に合った栄養素や食材、カロリーなどを計算しながら選ぶという教育をしていたり、ドラッグストアでも日本では薬局でしか処方されない薬を買えたりと、個々人の知識が求められます。

日本人は例えば「ダイエットにいい食材」がテレビで紹介されると、しばらくその食品がスーパーから消える国です。

「摂り入れる」のはいい! でも、「それだけ」になっちゃうのが問題

人間の体は沢山の栄養素で構成されています。
まず、「口に入れる」ことと「吸収されること」の違いを知らない人が多い。

例えばカルシウムの多い食品は?と聞かれて、牛乳と答えられる人は多くても、牛乳に含まれるカルシウムが体内に吸収される割合は?と聞かれて答えられる人が少ない。

また、カルシウムの吸収効率をあげる栄養素は?と聞かれて答えられる人はもっと少ない。

色々な種類の食材をバランスよく食べることが重要なんです。

結局は「依存」

この一言に尽きると思います。

何か1つ良いものを見つけたらそれにすがってしまう。
それだけになってしまう。

それではアンバランスです。

「月に1回、今日だけは頑張らないといけないけど、明日は休みだから栄養ドリンクでチャージする。」
こういう使い方は良いと思います。

「やっぱり、これ飲まないと1日が始まらないんですよねー」
これがマズイ。

別に恩を着せるつもりはさらさらありませんが、あの男の子もあのまま倒れなかったら、きっとエナジードリンク生活を続けていたでしょう。

今更、学校教育が変わったところで、すでに大人になっている方には無縁の話になってしまいますが、ネットという便利なものがある時代。

書いた人がどういったバックグラウンドなのかを見極める必要はありますが、「健康」というキーワードだけでも何千万スクロールに渡ってサイトに情報が転がっていますので、是非あなたに合わせた健康管理をして欲しいなと願っています。

さてさて、話が長くなってしまいましたが、トップの画像

大正製薬「RAIZIN(ライジン)」

という商品です。

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セブンイレブンにはほとんど置いてませんが、ファミリーマート・ローソンには大体置いてます。

実はこのRAIZIN。リニューアル商品なんですよね。

以前のRAIZINは飲んだことがないので、どうだったかは分かりませんが、新しくなったRAIZINは「糖質・カロリー・カフェイン0」なんです。

しかも美味しい!

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左が「HARD GINGER(ハードジンジャー) 右がFRUITY THUNDER(フルーティーサンダー)

①製薬会社が作ってる!
②エナジードリンクでありながらカフェインも0
③美味しい!

奇跡のような商品だなと思いました。個人的にはブルーがおすすめですが、あの子と働いていた時にこれがあれば、間違いなくこれを勧めていたでしょう。

今は飽食の時代。食べることが無いのも大変ですが、自分の健康を保つには何を摂ったらいいのかを選ぶ知識がないといけない時代も大変だなと思います。

これを読んで下さった方が、ひとりでもいい。

今の自分の食と健康を見直すきっかけになれば嬉しいです。


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