見出し画像

「この言葉は実は英語だったのか!!」っていう覚えやすい単語 その1 英語勉強中


普段なにげなく「カタカナの日本語」として使っているけど、

えーーこれって、英語から来てたの!!??

と驚く単語が、たくさんある。
英語を勉強していると。

まあカタカナ語はそもそもだいたい外国語由来なんだろうけど、日常の中で喋ったり書いたりする時に、「これは外来語である」という意識を持ってカタカナ語を使っている日本人はほとんどいないと思う。
敵性語が禁止されている戦時中の日本や、すゑひろがりずのお2人、あるいは外国語禁止ルールのボウリングやトランプで盛り上がっている人たち以外は、平仮名も漢字もカタカナも、全部まとめてただ日本語のつもりで喋ったり書いたりしているのではないか。

余談だが、私はスーダンの国境の町ワディハルファで、同じ宿にいた日本人旅行者たち(なぜか5人も日本人がいた)と、「外国語禁止ルールの大貧民」を夜通しやっていたことがある。うっかり「トランプ」とか「パス!」とか言ってしまったら罰金1ポンド(20円くらい)。
「パス」は純日本語でなんて言えばいいんだろう……「ない!」でいいのかな……とか苦心しながら話したことを覚えているが、よく考えればスーダンの公用語はアラビア語なので、あそこでは英語も日本語もどっちも外国語だ。スーダンで外国語禁止ルールのゲームをやるなら、我々はアラビア語を喋らなければいけなかったのである。
「パス!」と言おうが「ない!」と言おうが、どっちも外国語なので罰金だ。最初から最後まで全単語が罰金対象だったのだよ、今考えれば。
「パス!」は「!ليس」と言わなければいけなかったのだ。

ワディハルファの町には、砂しかありませ~ん

ちなみにワディハルファにいた頃の話は、この放送で喋っております。


話を戻して、単語帳で出てくる英単語や、英文を読んでいてわからない単語に出くわして意味を調べた時に、「あれっ、この単語って、いつもカタカナ語で言ってるアレのこと!? 日本語と同じじゃん!! へー、この英単語が由来だったのか……」と小びっくりあるいは中びっくりすることがある。

地味な例から行くと、「カウボーイ」とか。
カウボーイは今まで「カウボーイ」という5文字の単語としてしか認識していなかったが、ある時 cow という英単語の意味を調べて、それが「牛」という意味だと知った。
そこで、「あっ、これってカウボーイの『カウ』か!」と気付くのだ。
今まで気付いていなかった私がレアでアホなだけかもしれないが、ともかくそんなレアな私はそこでやっとハッ!としたのである。

cow が日本語で「牛」の意味だと知った時に、ただ「cowは牛という意味だ」と覚えるのか、「そうか、このcowはカウボーイのカウか!!」と小びっくりしながら覚えるかで、記憶の定着は全然違って来る。

エアポートもそう。

エアポートはあくまで、「エアポートという単体の言葉」として私は認識していた。
これはもともと英語感が強い言葉であるが、英語表記にしても「airport」という単体の単語なので、そういう認識であった。
しかし、これもよく考えてみると、「エア」と「ポート」がセットになった言葉なのである。
「air」と「port」。つまり、「空」と「港」である。

air が空というのは常識かもしれないが、port=港 は初級者では知らない人もいると思う。「port」を見て「港」とは訳せるかもしれないが、「港」を英語で言おうとした時には「港……? 港って、なんだっけ……知ってるような気がするけど………パッと出て来ねえっ(泣)!!」となるのでは。
port は使わなきゃ忘れて行く水準の単語だと思う。釣り好きでも貿易業でも漁業関係者でもなければ日常会話で「port(港)」の話、あんまりしないと思うし。「港」っていう言葉、会話でいつ発しましたかみなさん?

でも、「エアポートって、『air』と『port』つまり『空』と『港』がセットになった単語だったのか!! 純日本語だと『空港』で英語でも『airport』、成り立ちがまったく同じ!! よくこんな日本語と英語でピッタリ合うよなあ!」というように小びっくりする経験があると、port=港 を忘れなくなる。
「エアポートは air の port だから空港なんだ」と覚えていれば、港が port だということはガッチリ覚えられるのだ。
ドラクエ好きの人は、「ポートセルミの町は、港町だからポートセルミだったんだ!」という覚え方でも良いでしょう。それも許可します。

1番最近、私が中びっくりしたのは「moth」という単語である。
私のレベルにぴったりな子ども向け「Nate the Great Goes Undercover」を読んでいたら出て来た単語。

初めて見る単語。なんだこれ。moth。
辞書で調べると、moth は「蛾」であった。チョウチョに似てるけどチョウが善なら蛾は悪の、かわいそうな蛾。

あえて発音をカタカナで表すと「モス」だ。


………………。


モスラやないかっっ!!!!!




私はモスラが出て来る映画を観たことはないが、モスラが蛾の怪獣だということは知っている。なんかゴジラと戦ったりしていたことは知っている。双子が「モスラや~モスラ~~」と歌っているシーンはなにかとテレビで見かける機会がある。

あのモスラは、英語の moth から来ていたのである!!! mothたち=moth等=モスラ なのである!!!

本当にそういう由来なのかはどうでもよく、そうだと信じることが重要である。信じる者は覚えられる。

そう、モスラのmothである。
モスラなんていうのは、ラモスみたいなもんで単なる固有名詞、そこに意味なんてないと私は40年間思っていたし、去年亡くなった日本人145万人のうち144万人くらいの方は同様に「モスラはモスラという名前でそこに意味なんてないんだ」と信じたまま亡くなられて行ったのではないかと思う。でも実は、モスラには意味があったのである。
いや、ラモスにだって意味はあるのかもしれない。というか日本人の名前もそれぞれ意味があるわけなので、ラモスさんにもきっとなにかしら名の由来というのはあるのだと思う。その点はごめんなさい。
もしかして、ラモスさんも蛾が由来とか!? La moth?

これで、もう忘れなくなった。
蛾なんて、日本語ですらなかなか使うことのない単語だ。「蛾」っていう言葉、会話でいつ発しましたかみなさん?
まして英会話で今後の人生「moth」を使うことがあるのだろうか、まあ自分の場合はローカルな旅先でいつか使うかもしれないが、しかし moth=蛾 を記憶にとどめておくのはまあ無理だろうな……明日には忘れてるだろうな……。
とか辞書を引いた最初は思ったのだが、あれっ、モスラって、moth等 !? と気付いた途端、「ガッチリ記憶して忘れない単語」になった。


この、「なんだ、これってこの英単語から来てたのか!!」のアハ体験(中小びっくり体験)があると、その単語は完璧に覚えられる。
だって、元々知っている言葉なのだから。

kitty=子ネコ も典型的である。
kitty の意味は、子ネコ。発音は、キティ。

そう、あのキティ!! サンリオの!! ファミコンの「サンリオカーニバル」で一躍有名になったあのキティちゃん!!

とりわけ英語に興味のない多くの人たちはキティちゃんを「『キティ』という固有名詞のネコちゃん」と認識しているだろうが、あれは「kittyちゃん」であり、そのまま「子ネコちゃん」なのだ。
そこで「えーーっ、そうだったのか!!」とびっくりしておけば、もう kitty=子ネコ は完璧マスターした単語となる。
もしキティちゃんというキャラクターがいなければ、kitty=子ネコ を覚えるのは何倍も大変だったはずである。
私も 子ネコ=kitty はすぐ出て来るが、子犬=○○ はなかなか出て来ない。子犬は puppy で、憶えはしたが、子ネコの kitty と比べると引き出しから出して来れるスピードがいくらか遅くなってしまう。
これは、パピーちゃんという子犬のキャラクターが日本にいないからである。馴染みがない言葉は引き出しからさっと出せないのだ。その点「キティちゃん」という言葉は日本人であれば年齢と同じ期間くらい付き合いがある馴染みの言葉なので瞬間的に出せる。

サンリオがキティちゃんをちゃんとネコのキャラクターにしてくれてよかった。意地悪して河童とかナメクジのキャラクターに「キティちゃん」という名前をつけられていたら、英語学習者はだいぶ混乱させられていたはず。
まあその場合も「ええっ、あのナメクジのキティちゃんって、子ネコっていう意味なの!? なんでナメクジなのに子ネコっていう名前がついてるんだよっ!! 紛らわしいなっ!!!」と中びっくりすると思うので、そのアハ体験で覚えやすくなる気はするが。


この「この言葉は実は英語だったのか!!」は私は気付くたびにメモしていて、他にもまだまだたくさんある。
日本人ならば満遍なく知っていそうな言葉と、あとは「vinylという単語」の記事で書いたようなララバイとかサステナブルとか私の年代だからこそ知っている世代限定なつかし用語、いろいろ入り交じっているが今後その2やその3で、順番に紹介して行こうと思っている。


That's it.


関連記事



noteは以下、3つのテーマで書いています。
英語勉強中の日記  暗い日記  その他のテーマ

DMM英会話のお友達紹介コードはこちら


この記事が参加している募集

英語がすき

もし記事を気に入ってくださったら、サポートいただけたら嬉しいです。東京浜松2重生活の交通費、食費に充てさせていただきます。