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2022.12.26. 『空の大怪獣ラドン 4Kデジタルリマスター版』が良かった話

 午前10時の映画祭12月のラインナップの一つ、『空の大怪獣ラドン 4Kデジタルリマスター版』を見た。

 怪獣映画の不朽の名作『空の大怪獣ラドン』(ネットフリックスで見れるよ)のリマスターした一品だが、4Kの名に恥じない出来栄えだった。

 映画としての出来栄えはもう言うことのないほどの作品なので割愛するが、

 何より画面が綺麗!!!
 
 始まった数秒、炭鉱町の風景がパッと見えた瞬間に「画面が、綺麗!!!」としか思えなくなった。
 元の作品の時代がかったフィルムの画面から一転、クッキリした青空が印象的な作品となった。

 そのおかげでこの青空を我が物顔で飛び回るラドンの偉容がさらに印象的になっている。

 しかし、画面が綺麗になった代償に、操演用のピアノ線やマットペイントの風景といった作り物感がわかりやすくなってしまっている欠点も目立つ(むしろこれは人によっては良いと思うかもしれない)。

 そうした一長一短があるものの、終盤の福岡の街が大破壊されるカタルシス満点のシーケンスはこれを見るために劇場に足を運ぶ価値のある最高の仕上がりになっている。

 まだ見ていない人ももう見ている人にもオススメできるリマスターだった。


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