雨が虹

心がむしゃくしゃになったとき
あなたは優しく抱きしめてくれた
どしゃ降りに濡れながらそっと
髪を撫でながら何も言わずに

それだけで救われた気がするから
思いきり泣いたあと 笑えるから
手をつないで帰れるから

こんな面倒なわたしにさえも
ちゃんと付き合ってくれる温度がある
傘なんて邪魔ないぐらいに
どうせ雨など止むもんだから

あなたが教えてくれたんだよね
晴れたら虹が空に架かるって
それを信じていられるの

靴下まで濡らして帰る道なり
気持ち悪くなんてないぐらい
まだ体にあなたの温度が残ってる

中途半端じゃない愛があるから
抱きしめられたら抜けてくモヤモヤ
そして 手をつなぐ帰路には
いつしか虹が架かるから...

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