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秋に読みたい絵本〜子どもも大人も楽しい絵本6選〜

こんにちは。葉も色づく季節となりました。
今回の週末noteは四季ごとの絵本シリーズから秋をお届け。実際に今週読んだ素敵な作品をご紹介したくてやってまいりました。🍁


どんぐりって、宝石だと思う。

道端や公園で目にするどんぐり。
なかでもクヌギのどんぐりが大好き。
丸くって愛らしくて。
今なお、そっと拾って娘に渡しています。
そんなどんぐりの絵本からどうぞ。


・可愛いどんぐりえほん

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ぽっとんころころどんぐり』いわさゆうこ/さく

ならんだどんぐりと葉がまるで顔に見える表紙。こちらは、どーんとやさいシリーズでも有名な いわさゆうこさんの作品。読みはじめてすぐページをめくる視覚の広がりに脱帽。必ずどんぐりと葉がセットになっているのでお散歩での木の実探しに役立ちます。木のもつ逞しさが伝わり、大好きな絵本です。親御さんにはあとがきや裏表紙もオススメです。
(2019年)

こならぼうやのぼうし』八百板洋子/ぶん 高森登志夫/え

ちいさくて可愛いこならのどんぐりが、左から右へ楽しそうにころころ転がって行きます。わくわくテンポよく楽しめます。細かく美しい絵とぴったりな文章で、背景が白いためスッキリと見やすいレイアウトになっています。ずっと見ていたい素敵な作品です。
(2001年のちいさなかがくのともより2013年に特装版出版)

・おはなしどんぐり絵本

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ドングリさがして』ドン・フリーマン&ロイ・フリーマン/作 やましたはるお/訳 2012年

『くまのコールテンくん』で有名な画家の父が遺した絵を50年の時を経て、息子であるロイ・フリーマンさんが絵本に作り上げました。
ワシントンD.Cにいたリスがドングリを探す物語。
街を駆けるリスの動きが伝わってきました。ぬくもりあふれる一冊です。大人のみなさんにあとがきを読んでいただけたらいいなと思います。

山のごちそう どんぐりの木

以前こちらで『桜』をご紹介した絵本日本の気になる木シリーズから『どんぐりの木』です。
クヌギの木の季節の移り変わりを通して、どんぐりを詳しく知れる一冊です。優しく語られる文章に美しい絵が寄り添うあたたかい絵本。
読んでから木を見上げることが増えました。静かなトーンが寝る前の読み聞かせにもオススメです。
(2005年出版のため図書館で是非)

・大人も読みたい絵本

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ふたりのひとりたび』山咲めぐみ/著 2021年

こちらは新感覚の絵本です。マクロな写真を背景に絵が描かれていてとにかく美しい作品です。巻末にはQRコードが印刷されています。そこからテーマソングとアニメーションを見ることができます。表紙にきのこがあるので今回秋でご紹介しましたが、季節を問わずに体感してみてください。

(みらいパブリッシングさんからは同様のテーマソング付き絵本が出版されています。)

ぼく モグラ キツネ 馬』チャーリー・マッケジー/著・川村元気/訳 2021年

世界で100万人の心を癒やした話題作。TVで紹介されたため、ご存知の方も多いかと思います。

まるでポストカードにして飾りたくなるくらい素敵で優しいタッチの絵と文章が、心に柔らかくタッチする。子どもから大人までそれぞれの時に寄り添ってくれる誰かに贈りたくなる一冊です。
はっとする文章が気づきをくれました。読んだ後は作者Instagramも必見です。


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我が家にはずっと愛用中のどんぐり絵本があります。情報量が半端ないどんぐり辞典のような一冊。幼いころからお世話になっていて角がボロボロ。子どものワクワクが詰まっていて大好きな絵本です。

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娘たちはどんぐりの本といえばこちら『どんぐりノート』を挙げます。そんな思い出いっぱいの身近な一冊との出会いが、みなさんにもありますように。



お読みいただきありがとうございました。






⬇ちなみに以前の記事はこちら


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