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負けても良い議論は多い:意思を伝えるための議論。

 絶対に負けを認めない人がいる。
 典型的には役人のポジショントーク。あるいは思い込みの激しい人。
 結論は最初から決まっていて、議論は形式だ。

 それゆえに根負けして、自分が論破されたかのようになることも多い。

 でも、それでも構わない場合も多いのです。
 相手には、異論が存在することは伝わる(かもしれない)。

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 「話が通じない人」とは、私は原則的には議論をしません。でも相手を説得するためではなくて、「自分の主張を宣言する」ために形式的な議論をすることはあります。その場合には、勝ち負けはこだわらずに相手の言い分を無視して(笑)自分の言い分だけを言って終わらせます^^;(注1)

注1:皮肉なことに、相手からは私が「話が通じない人」に見えるでしょう。実際にその通りなのでしかたがない。お互いに話が通じないという状況です。
 でも国家間の外交交渉なんて、得てしてこんなものです。「威嚇」のやり取りであり、最後は武力が物を言う。ロシアが西側とやっている交渉はこれです。
 だから軍が必要なのです。

 相手は自分の考えに疑問を持つかもしれない。あるいは建前はそのままでも、本音ベースでは意見を変えるかもしれないです。

 あるいは全く無視されるかもしれませんが、私が失うものは大して大きくはないので、それで良いのです。

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