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【全公開!】調剤事務管理士資格は独学でも合格できます!私はこうして勉強しました!独学合格勉強法を解説します!

 技能認定振興協会(JSMA)が実施している「調剤事務管理士」。
 今回は、私が実践した独学勉強法について具体的に紹介したいと思います。


1.調剤事務管理士資格受験のためのスケジュールの立て方

1ー1.必要な勉強時間を知る

 スケジュールを立てるために、まずどれくらいの勉強時間が必要なのかを知る必要があります。

 私は期間にしたら2ヶ月、109時間の勉強時間で合格しました。
 人によっては1日確保できる勉強時間も異なりますので、目安程度にお考えください。

 私が勉強期間を2ヶ月間に決めて受けた理由は以下の二つです。

・間を取ってみた
 スクールや通信講座であれば、長くて4ヶ月のコースや最短3日のコースというのもありました。間をとって2ヶ月集中してやれば大丈夫かなと考えました(手探り感ハンパない……)。

・熱を逃がしたくなかった
 
時間が経てば熱も冷めます。鉄は熱いうちに打ての精神。当時は2ヶ月に一度(奇数月)の受験でしたので、最短で申し込める次の受験日に受けようと決めて自分を追い込みました。

1-2.受験日を決める

 勉強時間の目安を決めたら、まず受験日を設定します。

 独学の場合、最大の問題はダラダラやってしまうこと。

 ある程度勉強ができるようになってから受験することも一つの手ですが、期間を自分で決めない限り、いつまでたっても受けらない可能性があります。

 スクールの場合はスクール側がカリキュラムを組んでくれるので、そういった心配もありませんが、一人でやるとモチベーションを保つのが難しいですよね……(´・ω・`)

 なので、先に受験日を決めてしまいましょう。

 調剤事務管理士資格の在宅試験は、2024年6月現在、毎月一回受験できます。3ヶ月先の受験日まで申し込むことができますので、必ず技能認定振興協会(JSMA)のホームページを確認の上、申し込むようにしてください。
 なお、インターネット試験については、受験料決済後二週間以内に試験を受けることになります。期限を過ぎると受験することができないそうなのでご注意ください。

1-3.スケジュールを立てる

 受験日を決めたら、それまでの期間を割ってスケジュールを立てましょう。あくまで、ざっくりと。

 何月何日にこれをやる、と細かく決めすぎるのは控えた方が吉。
 急な予定が入ったらまた組み直さないといけないので、やる気そのもの削がれますし、その時間がもったいないです。

 ちなみに、私が実際立てたスケジュールはこちら。

 まず、1月はどのような資格があるのか、独学は可能なのかを調べました。それから受験の申し込みと、テキスト(参考書)を選びに本屋を何件か梯子をしていたので、勉強を始めたのは2月からです。

・2月→教科書用で購入した参考書を終える
・3月1日~10日→問題演習用に購入した問題集を一周する
・3月11日~試験日前日→問題演習用に購入した問題集を何度も繰り返し解き続ける

 後述しますが、私は教科書用に参考書を一冊、演習問題用に問題集を一冊、計二冊の本を購入しました。

 なお、教科書用に用意した参考書を何ページずつ進めていくか、問題を何問ずつ解いていくかは、参考書のページ数や私生活との兼ね合いもあるので、ここでは言及しません。

 これくらいの幅を持たせれば、1日単位の変更は融通が利くと思うので、よろしければ参考になさってください。

 なお、各月の勉強時間の配分としてはおおよそ、
・2月→1日1時間半
・3月→1日最低2時間
・試験の1週間前→1日7時間
 勉強していました。

 家から近かったこともあり、図書館の自習室を使っていました。ただ、実技の勉強をする際に電卓が使えないので、必死に筆算していたのを覚えています……(苦笑)

2. 調剤事務管理士資格を独学で取得するための勉強法

2-1.時間配分を考える

 調剤事務管理士資格の試験は、学科試験と実技試験があります。

 学科試験は保険請求事務と薬の基礎知識問われるもの。全10問。
 実技試験はレセプト作成。全2問。

 いずれもマーク式で、学科試験については中学高校の学校の試験を彷彿とさせるので馴染み深いと思います。

 曲者は実技の方。
 通常の業務ではレセコン(レセプト専用のコンピュータシステム)がパパっと処理してくれることを人間の手で計算するのですから、それなりに時間がかかります。

 受験時間は試験形式について異なります。
 インターネット試験は90分。
 在宅試験は試験日3日前くらいに試験問題が届き、期日までに送り返す必要があります。時間が管理されていない分、合格基準はインターネット試験より高いです。

 これは私が実際試験を受けた経験です。
 当時は会場試験で持ち込み可。学科試験は今と変わらず全10問。実技試験はレセプト点検1問、レセプト作成2問の全3問。受験時間は2時間でした。
 実技試験についてはマーク式ではなく筆記。学科30分、実技1問についき30分、計1時間半で時間配分して練習をしていたものの、全て解き終わったのは終了10分前。ぎりぎり学科試験を見直すことができました。

 インターネット試験の方を前提に考えると、学科30分、実技1問につき30分、計1時間を想定して練習してみるのがいいかと思います。

2-2.学科試験は付箋を活用する

 学科試験は、教科書用の参考書を読み込みましょう。
 恐らく、聞いたことのない用語も多くあると思います。理科や公民の教科書だと思って、最後まで根気強く読み進めてください。

 試験中に調べてもいいので、単語の詳しい意味を丸暗記する必要はありません。
 ただし、どのページにどの事柄が記載されているかを覚えてください。私は付箋を使って自分なりに単語を探しやすいように工夫していました。

 問題集を解く事前準備と思って、すぐに開けるようにしておくと後々使いやすいです。

2-3.実技試験は繰り返し解く

 では曲者の実技はどうしたらいいのか。

 「繰り返し解くこと」。これに尽きます。

 まず、解答用紙をコピーしておきます(一度解いたら消しゴムで消してまた使っていました)。それから教科書用の参考書、並びに問題演習用の問題集に載っている実技の問題を覚える程に解きましょう。記号ではなく、答えを。

 同じ問題ばかりで本当に実力がつくのか不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その点は問題ありません。大切なのはレセプトに慣れることです。どこにどの項目があって、どう計算するのか。イメージとしては、公式を覚えて当てはめる数学でしょうか。レセプトの形式を見慣れてしまえば、後は計算するだけです。

2-4.自分に合った参考書を選ぶ

 参考書は、自分が納得したものを購入してください。

 私は、教科書用に参考書を一冊、演習問題用に問題集を一冊、計二冊の本を購入しましたがこれで充分。

 探すときに注意して欲しいことは、参考書であれ問題集であれ、最新の年度のテキストを購入することです。

 調剤報酬改定といって、調剤報酬は医療の進捗並びに社会情勢を踏まえて2年に一度改定されます。そのため、最新の報酬を反映したテキストでないと、折角勉強しても試験の時に「点数(金額)が違う!(´;ω;`)」と泣きを見ることになります。基本、どのテキストも表紙に何年度の改定に対応しているか記載されていますので、必ず確認するようにしてください。

 教科書用の参考書は、書店に足を運んで自分の目で見て選ぶことをお勧めします。
 分厚い参考書が情報量が多くて安心するという方もいらしゃれば、薄い参考書の方が読みやすいという方もいらっしゃると思います。また、ぺージのレイアウト、文体込みで読みやすさは人それぞれ違います。

 パラパラと捲ってみて、自分が「これなら一冊読めそうだな」と思う本を探しましょう。とっかかりから「読みたくない」「やりたくない」と思ってしまったらなかなか進みません。独学なら尚更です。これは実技の問題集を探す時も同じこと。

 参考までにですが、私が選んだ教科書用の参考書は、

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