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今日の畑ランチ

「道路混んでる〜」

ピロンと、LINEが鳴ってYさんからメッセージが来た。

神奈川在住の彼女が畑にくる日は、
小田原駅で私達を拾ってくれ、車で一緒に畑に向かう。

道路工事で、迂回したものの、
迂回道路が渋滞しているらしい。

「今どこ?」

と返すと、まだまだ30分以上はかかりそうな所にいる。

「オッケー、先に歩いて向かってるねー」

と、LINEを返し
いつもの様にSちゃんと、徒歩で畑に向かう。

と、またLINEがなる。

{ニンジンドレッシング作って来たから、トマト買っていくね〕

畑仲間3人のグループLINE
《畑ファームリー》に。

私より先にLINEに気づいたSちゃんが、

「トマトいらなくない?」と言った後、LINEを返す。

S{サラダにするなら、ベイビー春菊あるよ}
Y{春菊美味しそう}
Y{あ、クレソン摘んでくる?}
私{そうだ!クレソン摘んで行く}

先月の芋煮会の時に、
Yさんと畑に向かう途中、クレソンがたくさん自生しているところを見つけたのだ。

その時も二人夢中になってクレソンを採った。
Yさんはクレソンが好きで、自宅のベランダでプランター栽培するものの失敗し、
今年は水栽培したらしいが、根腐れしてダメにしてしまったとの事。

そんなYさんとたくさんクレソンを採った場所で、今日もクレソンを摘む。

田んぼの間の用水路だ。
落ちない様に、両足を踏ん張ってパキパキとクレソンを摘む。

「今日のサラダ用、持ち帰り用、3人分ね。」

Sちゃんが言う。

「このくらい有れば、3人分けられるかな?」

スーパーのビニール袋(大)5円する方の大きな袋に、パンパンにいっぱい、2人で摘んだ。

更に歩くと蕗の薹が自生している林、

「あ、今日も蕗の薹出てる!」

蕗の薹摘みをしていると、ピロンとLINEがなった。

Y{着いたけど?}
S{今、蕗の薹取ってます。}
Y{やっぱり(笑)}

畑までの道中で、いろいろ収穫していたら、やっぱりYさんの方が先に畑に着いた様だ。

Yさんに送れる事10分弱、私達が畑に到着したら、

お❗️ここはキャンプ場か?
ロケットストーブは火が灯り、収穫用のブルーのコンテナには、赤系のチェックの布がかかり、その周りには椅子がセッティングされていた。
早く着いたYさんが準備してくれたのだ。

それを見たSちゃんは、

「わー、すご〜い、今日も焼き芋やるよ〜」

と、歓喜をあげて、焼き芋の用意をし始める。

YさんもYさんで、

「今日は先にランチにする?」

とか言っている。

「ちょっ〜と待て、今日はじゃがいもの種まきだよ、先に種まき」

と言っても、クレソンいっぱい摘んできたよ、とか、私はスープ用に塩昆布持ってきた、とか、
もう、ランチの話で盛り上がってしまっている。

もう!一体何しに来ているのか?(笑)

「ハイハイハイ!じゃがいもの種まきしない人には、食べさせないよ!」

と、喝を入れた。

「食べさせてもらえないんじゃねー」
「やるか?」

ランチは種まき後のお楽しみにとなった。

じゃがいもの芽きりをして、灰をまぶして、
4.50cm間隔に、畑に植える。
穴を掘る人、種イモを置いていく人、土をかぶせる人、3人でやればあっという間だ。

芽が出るのが楽しみだ。

さーて、
お待ちかねのランチは、

白菜でお好み焼き、
白菜のスープ、
クレソンのサラダ、
デザートに焼き芋

お好み焼き用の小麦粉に、
自宅で使っている2.5キロ入りの大袋のまま持参して、みんな大笑い!そんな大きな袋あるのー?そのまま持ってきたのー?(爆笑)

ニンジンのドレッシングは、ピリッと辛みのあるクレソンにぴったりで、美味しい。やっぱりトマトを買ってきて、彩りもきれいだ。
Yさんは、お料理のセンスがいい。

白菜のスープには、たっぷり塩昆布を入れて、
暖かくなってきたと言っても風が冷たい。温かいスープはありがたい。あったまる〜。

のほらぼうが花芽を持っていたので、
そちらも収穫して、お浸しにした。今年初の、のらぼうだ。甘みがあって美味しかった。

マキネッタでコーヒー。
風がないとポカポカして暖かい。
お腹いっぱいになって、暖かくて、のんびりしてしまう。

春野菜の種まきはこれからピークだ。
今年はサツマイモを作ろう。
やはり紅はるかにしよう。焼き芋にすると、ねっとりして美味しい。サツマイモはイノシシの大好物らしいので、柵を直し、サツマイモの畝立てをして、今日のお仕事は終りにした。

今年の冬のランチには、畑でとれたサツマイモの焼き芋が並ぶといいな。

今日もご馳走さま。

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