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夫婦歴6年目に突入!共働き家庭のリアル。

こんにちは!さくら(@SAKURAs_letter)です。
前回の2度目の復職で心が折れた話は沢山の反響をいただき、私自身その反応の多さに今でも驚いています。お読みくださった皆様、ありがとうございました。

驚きの気持ちと同時に、育児と仕事、そして自分自身の自己実現のバランスの取り方について多くのワーパパ・ワーママの方々が両立の難しさやうまくいかない歯がゆい気持ち、当時はそうだったなと懐かしむ気持ち、今まさにその渦中でもがき苦しむ気持ちなど、様々な感情と向き合いながら読んでくださっているのだと感じました。

今回改めて”両立”について考える中で、「パートナー」の理解や支え合い、お互いを尊重する気持ちや感謝の気持ちが必要となることを実感する出来事がありました。

今回は結婚6年目、共働きの我が家のリアルについて触れながら、「パートナー」とのあり方について考えてみたいと思います。

第1章)夫と私

私には同じ年の夫がいます。性格や感性は基本的には似ているところが多く、根本的に異なるのは夫は慎重派。私は思い立ったら即行動。

もっとも異なるのは金銭感覚で、夫はコツコツとしっかり溜められるタイプですが、私は明日は明日の風が吹くタイプでなかなかお金が貯まらないタイプ(本当に直したいです‥)

「この人と一緒になったらずっと笑っていられるだろうな」と思い、明るく常に笑顔のたえない夫に惹かれて、結婚を決意しました。

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その当時の私は仕事が楽しくて仕方なく、シャワーを浴びるためだけに帰宅し、シャワーを浴びるとメイクをし直して、そのまま会社にトンボ帰り。チームメンバーと数時間後に迫る会議の資料を作成する生活をしていました。

それも会社に強制的にやらされているわけではなく、与えられたミッションをしっかり全うしたい、という気持ちで長時間労働を厭わず、毎日楽しく仕事をしていました。

周囲の友人が結婚し始め、「いい人がいれば考えるけど、それより今の組織で仕事している方が楽しい!」と思っており、上司からは管理職登用の外部研修に行かされ始めた30代も目前に迫ったそんな時期でした。

夫も仕事が大好きで、自分自身のキャリアをしっかりと着実に進めて行こうという志が高く、仕事に対する価値観も合致していました。

また夫の母(姑)もその世代には珍しく、共働きで夜遅くまで仕事をされていたこともあり、女性がキャリアを築いて行くこと、また子育てと両立しながら仕事をすることについては一定の理解もあり、その点も結婚に踏み切った理由の一つになります。

それだけ私にとっては仕事を通して自己実現をしたいという気持ちはとても強く、仕事の充実が人生の充実!ぐらいに思っていた人間でもあります。

第2章)第1子誕生!その時の夫と私

子どもが誕生すると不思議なもので、あれだけ仕事が大好きだった私も目の前の子どもの成長が楽しくて仕方なく、もっとキャリアを築いていきたいという仕事に対する気持ちは一旦落ち着き(落ち着くどころか消えてしまっていたと思います)、初めての育児で戸惑うことも多く、いっぱいいっぱいな毎日を繰り返していました。

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すると、次第に喧嘩も増え、家を飛び出すような喧嘩もしました。

今になってみれば、どうってことない言葉の表現の違いや物事の頼み方、ちょっとした態度などとても小さいなことが火種となり、喧嘩を繰り返していました。

「仕事に行けば、自由に好きなお昼を食べることができて、好きなタイミングでコンビニに行けて、他愛のない会話ができる、私だってたまにはそうしたい‥」

毎日仕事に行く夫の背中を見ては、思っても仕方のない気持ちをぐっと飲み込み、時に言葉に出してしまっては「あぁ‥またあんな言い方をしてしまった」と思うのでした。

夫がたまにしてくれる仕事の話も、素直に耳を傾けることが出来ず、「そういう悩みさえも羨ましいけどね」なんて、可愛げのない言葉を吐いては仕事にまつわる話を正面から受け止める心の余裕は当時の私にはありませんでした。

そこから少しずつ週末を中心に子どもと夫が2人切りで過ごす時間を増やしてもらい、1人で過ごす時間を定期的にもらうようにしました。ほんの20分でも、30分でもカフェや散歩を気兼ねなく、なんの準備もせずに出かけることがとても気晴らしになりました。

子どものことになると、1から10まで準備をしたくなるところですが、そこは思い切って全てを任せる、それが今の結婚6年目の私たちを楽にしてくれているな、と思います。

「オムツ持った?さっきしたの2時間前くらいだから、あと2枚いるね!」
「このロンパースだとオムツ替えしづらいから別の着替え入れておくね!」
「ベビーカーの角度、これだと泣いちゃうから立てとくね!」

などなど‥自分と過ごさない時間まで徹底的に気を配ってしまいがちですが、いつからかそれを私はやめました。

「じゃあ、あとはよろしくね!行ってきまーす!」といつものマザーズバックだけぽんと出しておいて、速やかに出掛ける、いつからかそうすることにしました。

物理的に育休を取っていると子どもとの時間が圧倒的に多いため、どうしてももう一方のパートナーは育休を取っている側よりも勝手がわからないことが多いですよね。単なる経験の差だけの違いなので、多少時間はかかっても埋めることが出来ます。

「着替えが足りなかった」
「駅の乗り換えがうまくいかなかった」
「人通りが多くて、一本小道を入ったら、だれもいなかった」
「抱っこ紐、一人でもつけられた!」

そんな報告を夫から聞いて、共感しながらも親としての経験値が一緒に上がっている気がして、とても嬉しかったです。

そんな父母としての1年目、2年目。振り返れば、お互いの気持ちに心を配る余裕はなくとも、父母としての経験値を一緒に少しずつあげ、毎日必死に1日を生きた日々でした。

第3章)1度目の育休からの復帰!その時の夫と私

息子が1歳半になるのと同時に職場に復職しました。慣れない仕事や時短勤務というこれまでとは全く異なる働き方への戸惑いで、その時の事はほぼ記憶がありません‥!(笑)

また復職して1ヶ月後に、息子が小児喘息を発症し、風邪を引いては喘息が悪化するという事態に陥り(呼吸困難で救急車に乗ることも数回ありました)、2〜3週間に1度は半休or全休をとることが3歳手前になるまで続きました。

「風邪を引いたかもしれない!」と思える時にはこまめに夫とお互いの予定を確認し、「午前中はいけるけど、午後は厳しい」「わりかし今日は終日調整すればなんとかなるかも!」という会話をしていました。

必ず風邪の後には喘息が長引くので、毎日スケジュールをお互い確認をしながら、厳戒体勢をとっていました。

この時に「キャリアをどのタイミングで、どう築いて行くのか」という話をよくしていました。キャリアのアクセルをぐっと踏むのをいつにしたいか、というお話です。

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ご夫婦によっては夫にはアクセル全開でいてもらって、その分妻が全力でサポートをする(家事育児負担割合多め)方もいらっしゃれば、その逆の方もいらっしゃいますよね。

我が家の場合はお互い、今しか楽しめない子どもとの触れ合い時間をお互いが満喫したい、という結論が出たので、ためらいなくお互いが積極的に予定を調整しあえたというのは心強くもあり、とても助かりました。

夫が全休を2日連続でとってもらわざるを得ない日が続いた時も「そんなに休んで大丈夫?」という言葉が喉まで出かけていましたが、自分自身が休めず、「今はキャリアのアクセルの踏みどきではない」という合意形成が出来ていたので、できる時にどちらかが対応する、という形でなんとか乗り切りました。

私は精神的にタフではないので、その時に夫がアクセル全開にしたいという結論を出していたら、どうなっていたかなと思うと、少し怖くなります。

復職してしばらくして、第2子を授かり、体調も不安定だったため、息子の休日のお出かけや可能な限りの送迎をお願いしながら、なんとか2度目の産休を迎えました。

この時、これまでの経験値が積み重なり、私が何もせずとも、息子にまつわる準備はいつでも万全で、少しのトラブルにも臨機応変に対応できる夫の姿がありました。

第4章)2人目の誕生!現在の夫と私

2歳差育児は慣れないうちはとても大変でしたが、慣れてくると1人1担当制をひきながら、なるべくどちらにも平等に接するように心がけるようになりました。

様々な子育て本を読んできましたが、花まる学習会の高濱先生のエッセンスが我が家にはとても合っていました。

中でもとても大切にしているのは、下記3点です。

・お母さんはご機嫌でいること、笑顔でいられること
・兄妹がいても、1人っこ時間をしっかり設けること
・生まれた順番を守ること(なんでも上の子から)

これだけは徹底しようと決めて、まずは私自身が自分を満たすこと、自分で自分の機嫌をとることを徹底すること。
そしてどうしても下の子に手がかかるので(現在2歳の絶賛イヤイヤ期笑)、なるべく上の息子との時間をしっかり確保すること。
そうすることで、下の娘が生まれてからも、上の息子の情緒は安定しており、いつも率先してお手伝いやサポートをしてくれています。

母のニコニコが一番!に同意した夫は、様々なサポートをしてくれ、身体的にも精神的にも支えてくれています。

喧嘩も最近では減り(だいたいお互いが何をされると怒るのかがわかってきたというのもあります)、家族というチーム感が醸成されてきました。

第5章)夫婦力はとてつもなく上がっている

冒頭で触れた話に戻りますが、ふと「私たちはこの6年でどれくらい変わったのだろう」と思うことがあります。恋愛関係から、夫と妻になり、そして今は父と母へと変わりました。

初めは恥じらいがあった私たちも今では対等になんでも言い合えるようになり、関係性の変化を実感しています。

先日私の父母(子どもたちにとっては祖父)と子どもたち5人で出かけたことがありました。夫は仕事で不在でした。

会うのも久々な私の両親は動き回る4歳・2歳の元気いっぱいな孫たちに翻弄されていましたが、その際夫の存在の大きさを実感する出来事がありました。

毎日接していると、大抵次はどんな行動をするのか、何に興味を示すのか、数歩先に見えるものを察知して、きっとこんなことするだろうな、というのが無意識にも感じられるようになっています。

すると夫がいる時は夫とあえて言葉を交わさなくとも、それを瞬時に察知して、どちらかが先回りしたり、何かアクシデントが起きても想定内で対応ができることが常でした。

例えば信号のついていない道路が前方にあったら、大きな段差があるときは声をかけたり、後ろから自転車がきていたら、後ろを一度振り向いてもらったり、些細なことではありますが、命を守らなければいけない大事なことが一歩外に出ると沢山あります。

今回は子どもの予測不能な行動に慣れていない私の両親はもちろん次の行動を予測できるはずもなく、少し目を離すと子どもたちが道路に飛び出しそうになったり、迷子になってしまいそうになったりと、命の危険はなくとも、私一人では対処しきれず、ハラハラドキドキがつきまとうハプニングの連続でした。

お友達のお子さんを見るシーンがわかりやすいかと思います。幼稚園や保育園の子と遊んでいるのを見守っていると、自分の子どもがどういうことをするか想像がなんとなくつきますが、お友達のお子さんだとなかなかイメージわかないですよね。

今回そういった体験を通して、いつも無意識で夫と役割分担をしているんだな、と気づきました。

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毎日代わり映えのない日々を送っているようで、父母としての経験値そして夫婦力は格段に上がっているのか、と嬉しくも思いました。

終わりに

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私の好きな言葉に山本五十六さんの言葉にこんな名言があります。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

夫婦は対等ですが、時に私自身がおごってしまい、感謝を忘れてしまったり、つい自分のやり方とは異なるやり方をした夫に不機嫌になってしまったり、素直に話が聞くことができないことがあります。

そういう時はこの名言を思い出し、「こだわりを手放すことの大切さ」を胸に留め、良い家族関係を築けるように初心に戻ろうと思っています。

もちろん、いつもうまくいくわけではないのですが、ついつい余裕がなくなってしまうと周囲が見えなくなってしまう自分への備忘録としても今回noteにしたためることにしました。

みなさんが良い家族関係を築くために心がけていらっしゃることはなんでしょうか?





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