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”復職して3ヶ月後に心が折れたワーママ”のあれから3ヶ月後の話

こんにちは!さくら(@SAKURAs_letter)です。
2月に第2子の復職をしてから半年が経ちました。
復職してちょうど3ヶ月経過した頃に心がポキリと折れてしまい、無気力状態になってしまった5月。あれから3ヶ月経過し、ちょうど復職して半年が経ちました。

大変うれしい事に、その後を気にかけてくださる方も多く、現在の私自身、そして家族の状況についてお伝えしたいと思います。

1)心が折れたその後

心が折れてしまった経緯については前回のノートをご覧いただけますと幸いです。

育児&家事→仕事→育児&家事というサイクルを週5日回し、休日は子どもと時間を過ごすことに全力を注いだ結果、自分時間が全くなく、心が折れてしまいました。

「私はなんのために仕事してるんだろう?」と思ったり、育児でも怒ることが増え、何も楽しくない状態に陥ってしまいました。

そこでの気づきは自分が満たせていないと、周囲の人を満たすことはできない、ということです。

全ては心の余裕、自分自身の基盤の上に成り立っている(基盤が整っているかどうか)、と気づくことができました。

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皆さんも経験があるかもしれません。
「今日の空は青くて綺麗だな」と感じたり、いつも通る道で「あ!こんなところにたんぽぽが咲いている!」と気付くのは時間に余裕があったり、心に余裕がある時ではないでしょうか?

旅先で緑の深さをより感じることができるのも、空間に漂うその土地の匂いを感じることができるのも旅行中は時間に余裕があり、心が満たされているからより強く感じることができるような気がします。

その点、子どもたちは毎日少しの変化にも敏感ですよね。
「あ、見て!ここにお花の蕾があるよ!」
「見て!雲の流れが今日は早いよ!なんでだろう?」
「今日は昨日よりセミの声が大きいよ!昨日が雨で今日は晴れてるからかな?」
そんな日常の変化を敏感にとらえる子どもたちを見ていて、私も一緒に周囲の変化を楽しめる大人でいたいな、と初心に帰りました。

皆さんは毎日の変化を楽しめていますか?
つい仕事ではリモートワークになりがちだったり、人と会う頻度も減り、なかなか変化を肌で感じる機会が減ってしまいました。だからこそ、ちょっとした変化を楽しみたいものですね。

そこで自分の心の余裕はどうしたら保たれるのか、そんなことを考え始めたのが復職から3ヶ月経過した頃でした。

2)時間を確保するために手放したこと

何かを得るのと引き換えに何かを失うことは道理のように語られていますが、1日が24時間である以上、仕事と育児を両立するためにはこれまでの過ごし方を見直し、整理する必要がありました。

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そこで日々の生活の中で、手放してもいいものは何か、をまずは考えてみました。

その結果、「平日のご飯づくり」を手放してみる事にしました。

「ご飯づくり」は私にとって負荷が高く、当週の子供たちの給食を確認する、献立(バランスも含め)を考える、買い物をする、実際に作る、料理に使ったキッチン用品を洗うといった一連の作業に毎日1〜2時間費やしていました。

また悲しい事に時間をかけて作った渾身の一品は子ども達が一口食べて「もうこれいらない」と言われてしまうことも多く(泣)、私の中では労力がかかる家事no.1でした。

ホットクックの導入、生協などのあとは焼くだけといった冷凍・冷蔵商品など様々な工夫もしてみましたが、なかなか万能に「これだ!」というものには出会えませんでした。

現在はつくりおき.jpを週に1度頼み、つくりおきのメイン主菜と副菜をその中から食べ、食べきってしまった週の後半はうどんや週末に作ったおかずを冷凍したものなどで回しています。

味付け、献立、栄養価に関しては栄養士さん監修なので安心感があり、味付けも濃すぎず、子どもたちもパクパク食べてくれ、私も自分時間を確保でき、うまく回っています。

こうして私は心が折れた3ヶ月後から「平日のご飯づくり」を手放したのでした。

3)2冊の本との出会い

自分時間ゼロの状態から、ご飯づくりを手放して得た時間をもともと大好きだった読書に意識的にあててみる事にしました。

紙、Kindle、Audibleと読書のデバイスが増えたこともあり、隙間時間5分でも有効活用しやすいので、読書時間(インプット時間)を確保するとどうなるのか、試してみることにしました。

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結果的には、その時に出会った2冊の本との出会いが私の考えを更に大きく変えました。ただ漠然と目の前の仕事をひたすら頑張ろうとする自分への違和感、そして今だからこそ堪能できる子どもたちとの時間の過ごし方に対する悩みが払拭された2冊でした。

まず1冊目。

(※DIE WITH ZEROは読むのに時間がかかるので、Audibleで読むのが最もオススメです

家事をしながら、読破できました)

人生100年時代、将来困らないようにと、貯蓄を増やすことに邁進されている方も多いのではないでしょうか。我が家もそうでした。

もちろん困らないだけの蓄えを備えておくのは大事なことではあるのですが、30代、40代の方で使う10万円と60代、70代になった時の10万円の使い方、楽しみ方は全く異なります。

ましてや子どもが未就学児のうちにいく旅行の楽しみ方と思春期に差し掛かった頃に行く旅行では、全く楽しみ方は違いますよね。

もっというと子どもが高校生になっていく家族旅行は、子どもたちそれぞれに彼氏や彼女がいて、家族と行く旅行を前向きに捉えてくれなくなっているかも(笑)とも思いました。

この本を読んでハッとしたのは、その時その時にしかできない楽しみがあり、今を存分に楽しむことに焦点を当てることが大切であるということ。

今なかなか遠出はできませんが、夫と有給を合わせて平日休みを取得し、家族時間を作る取り組みを始めました。

子どもたちが小学生に上がってしまうとなかなか平日お休みをすることは難しくなりますので、今しかできない楽しみとして、上の息子が保育園を卒業するまでは平日有給を取り、家族時間を楽しもうと夫と決めました。

「ただでさえ時短勤務なのに、有給取得して大丈夫かな‥」と心が折れる前の私なら気にしていたと思いますが、前回のnoteに記載したガントチャートで前倒しに仕事をするように心がけるようにしたこと、また周囲の目より今この時間が大切であることに目を向け、有給を取得させてもらいました。

早速先日、息子だけ保育園をお休みさせて、夫と私と3人でプールに行きました。普段我慢をさせてしまっていることも多いので、息子のやりたいことを夫と私で全力で叶えることができました。

家族4人で過ごす時間も大切にしつつ、たまには息子と娘のそれぞれの1人っ子時間を作ったりしながら、今限りある時間を楽しみたいと思っています。

そして心が動かされたもう1冊。


こちらの本では今後の世の中がどう変わるのか、そしてこれからの働き方が大きく変わること、また子どもたちが取り巻く環境がどう変わるのか、を知ることができました。

すでによく言われていることではありますが、終身雇用は崩壊し、アフターコロナは仕事と暮らしが変わり、労働の在り方自体が変化すると言われています。

日々生活するための(ご飯を食べるために必要な)ライスワークと、自分の好きなことや得意なことで社会に価値提供をするライフワークの2つの働き方が台頭。働く、のあり方は人によって多種多様に‥確かに周囲の同僚の中でも複業を始める方が増え、働くことの多様化を肌でひしひしと感じます。

私の好きなことってなんだろう?

新卒で入社した今の会社ですが、会社が好きで、仕事内容自体にも意義は感じています。ですが、「好きな仕事か?」と聞かれると、「好きではあるけど、もっと自分が心ときめく仕事があるのでは?それってなんだろう?」と思うようになりました。

そうしてモヤモヤしていると、これまでとても興味のあった教育分野の業務委託募集を発見!思ったが吉日!ということで、応募をし、履歴書を書いて、面接を受け、採用され、実際に働き始めることにしました。

主に週末と、本業後の終業後を少しずつ使って出来る業務なので、自分時間の一貫としてはじめてみる事にしました。

まさにライフワークへの第一歩を踏み出す入り口に立ち始めました。

4)私自身の変化

不安と期待とで踏み出したその一歩は私自身にとってはとても良い変化となり、複業先の方との出逢いや本業とはまた違った頭の使い方、そして何と言っても好きな事を仕事として携わることが出来ることが喜びに繋がっています。

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”やらなければならないこと”ではなく”やりたくてやっている”そしてそれが誰かの役に立つ仕事になっている、それは新鮮な感覚でした。

心が折れるほど時間に追われていたはずなのに、本業に支障はないのか?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、逆に良い相乗効果を今の所もたらしています。

今回複業にチャレンジする上で、1つだけ自分のマイルールを決めました。

本業を就業時間内にしっかり全うし、隙間時間のみ複業に使う

リモートワークなので、自宅でどうにでも仕事はできてしまいますが、その線引きはしっかり自分で守り、ライスワークとライフワークのバランスを取るように心がけています。

今まで子どもがいるからと諦めてしまう事に慣れてしまい、「まぁ仕方ないか」「これはもう少し落ち着いたらでいいか」「今は無理かな」と当たり前のように日々思考を中断するか、呑み込んでしまうことが多かった自分にも気づきました。

子どもとの時間も諦めない、仕事も諦めない、そして自分自身の時間も確保する、そんな貪欲な自分でいてもいいのかもしれない、そんな風にも思いました。

そんな思いを抱えながらも日々気持ちの浮き沈みはありますが、そんなありのままの自分を受け入れ、毎日を楽しみたいと思えるようになりました。

もし日々に息詰まりを感じていたら、子どもに感情をぶつけてしまうことが増えてきたら、仕事をもっと楽しみたいなという気持ちが芽生えたら、当たり前にやっている何かを手放してみると、何か変わるきっかけになるかもしれません。

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
今復職直後で育児と仕事とのバランスに苦しんでいる方、復職を迎えるパートナーをお持ちの方、そして復職を控える方のご参考になれば幸いです。



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