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24 嫉妬 悪意

龍星はワタシの家に来た
龍星「本当に何も無い…笑」
ワタシは恥ずかしかった
家に人を呼ぶ事なんてないと思ったからだ

その時 龍星の女の子用携帯が急に鳴り出した
龍星は無視している
サイレントにしていた
ワタシ「ちょっと何件来てるのか見たい」
龍星は携帯をワタシに放り投げた
ワタシ「見ていいの?」
龍星はいいよと言う

何件かだけ見ようと思ったのだが
ちょっとだけ間違えて押して見てしまった
ついさっきだ
「龍星!最悪!シね!」
「龍星君、私やっぱり騙されてたんやん」
「龍星の為に必死で仕事頑張ったのに!!」
びっくりした……
何が起きたのか……
ワタシ「龍星これ…ごめん見ちゃった」
龍星「はっ?何これ。思い当たるのは伊織の店だな……」
龍星は笑っていた
慣れているのだろう
きっと明日には上手い事を言うのだろう

「櫻、こっちおいで?」
ワタシは固まった
でも、酔っているから寝転がりたかった
ワタシ「龍星、私お酒臭い?」
龍星「別に何とも思わない。俺もやし」

龍星は黙っている
ワタシ「何か話さないと私眠い…
龍星は言った
「付き合ってほしい」
ワタシは酔っている
その言葉さえも本当の事じゃないみたいだ
龍星はスカウトマンだ
ワタシは甘い言葉で夜の世界に行かされるのだろうか
ワタシは何故か涙が出てきて
「龍星、怖い」…と言った。

びっくりしている龍星
「ちょっと待って?俺がこの仕事やから?」
コクコクと頷く
龍星はほっぺにチュッとしてきた
その後くちびるにもしてきた
龍星「見ておいて?櫻は櫻のやりたい事があるんやろ?手助けする。逆に風俗行ったらマジで怒る
……まだ不安?」
ワタシ「わかんないよ…」
龍星は首元に何かしている
ちょっと痛い
ワタシ「何してるの?」
首元を見たら赤くなっていた
えっ?これはもしやキスマーク?
そこから先も、お腹や太もも、色々なとこが赤くなる
ワタシは恥ずかしかった
明日からどうしよう…
龍星「俺の櫻」
龍星は言った。
「今日は手を出さない。櫻が不安に思ってるなら尚更。
一緒に寝よう?」
ワタシは 腕枕の中で一緒に寝た

次の日、大変な事になっている事も知らずに……

続く

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