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【名医取材記#5】「病院で出会ったあの人」に感謝する話

病院で実感する「人との出会い」の大切さ

『国民のための名医ランキング』編集部です。
今回は、当たり前の話のようで恐縮ですが、「人との出会いが決定的になる」という話です。出会いといっても、ここでは医療に関することに限定しますがそれだけでも様々な出会いがあります。
患者さんとその家族にとって、病院や介護施設まで含めると様々な職種の方と連携をされていると思います。編集部は医師だけに取材しているではなく、患者さんの話を聞く機会もよくあるのですが、医療現場ではいろいろな「人間関係」が生じます。この「人間関係」が治療結果に直結することはよくあることです。
医師、看護師、介護関係などはもちろん大切です。その他にも病院にはいろいろな人がいて患者と密接な関わりがあります。ちょっと飛躍するようですが、例えば「病院の受付」なども患者にとっては気になるところです。患者は病気で何かと不安になって、ピリピリしていることもあるので「やさしい人が受付」だったらホッとします。医師の診断力や技量はもちろん大切ですが、それ以前の「病院全体の雰囲気」も患者にとっては病院を選ぶ判断材料になっているのではないでしょうか。

人の温かさに癒される

何が言いたいかというと、結局は「人と人のつながりが大切になるのでは?」ということです。世界では凄まじいスピードで医療技術が進化して、日本でもロボット手術などは「当たり前」になりました。ロボットの支援によって高度な治療が安定してできるようになりましたが、やはりロボットを操作するのは人間であることには変わりはありません。
「あの人に出会ってから人生が変わった」という体験は誰でもあるかと思いますが、医師や病院も同じだと思います。これは、良かったという意味もあれば、残念な例もあります。「運命の分かれ道」という言葉がありますが、手術などが大きな転機となることはありうることだと思います。
大きな病気だけではなく、日常、皆さんが通っているクリニック等でも同じではないでしょうか。慢性的な病気、例えば、心臓病、高血圧、糖尿病、腎臓病、整形外科などは長期的な治療計画が必要です。なにより、医師の能力とかではなく、患者の自己管理で治療結果に大きな差が出てきます。
患者さんを取材していると、慢性的な病気でも医師や病院によって、治療結果に差が出ていることを目にします。患者を勇気づけ、励まし、一緒になって治療を進めるといった名医(良医)との出会いがあると良いのですが…。

医師の技術はピカイチ、相性もバッチリ

もちろん、一定の診断力や技術があっての上だと思いますが、「医師との相性」も重要だと思います。有名な先生のところに行ったけど、「どうもピンとこなかった」ということはあるかと思います。逆に「とてもやさしい先生」ではあったが、あとで考えると診断や治療方針にちょっと疑問?な先生もいるかも知れません。または、その人の人生観まで考えて治療方針を立てるとか、「積極的には治療をしないという希望」を一緒に考えてくれる「名医」もいるかも知れません。
これらを考えたらキリがないのですが、一応、『名医ランキング』では「病気を治すこと」に限定して「名医」を選んでいます。自分と相性の良い名医を探すのは、遠回りのようですが結局は「病気治療の最短距離」かもしれません。

心の支えになってくれた人に「ありがとう」

また、医師ではなく「看護師さんに救われた」という方も多いのではないでしょうか。特に入院している方にとっては、看護師さんの存在は大きく、良くも悪くも?大きな影響があると思います。
これはまったくの個人的な余談ですが、入院中たまたま同室になった患者さんと仲良くなり、何となく癒されたというのは実体験としてあります。あの人は今頃どうしているのかと時々思うことがあります…。
でも、本当に心の支えになってくれた人は、何より家族や親友だと答える人が多いのではないでしょうか。病気になってわかるのですが、身近な人の助けが本当に有難く心に沁みてきます。
『国民のための名医ランキング』は、編集部が患者の立場となって取材、調査した結果を凝縮しています。他にはない特徴として、医師や病院から一切、広告費をもらわないという点があります。正直に言って広告費を頂くと何かと忖度し掲載に影響があるのでは?と思います。
この本が、皆さまにとって新たな良き出会いのきっかけとなれば幸いです。
全国の名医を探す取材は続きます!


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