ウガンダのバニラとカカオ

今日はせっせと、写真の整理をしていました。

今年の1月に、ウガンダに拠点があるFarm of Africaさんのサイトの撮影をさせていただきました。その時の様子を写真で振り返ります。楽しい撮影でした。

farm of africa

いつも、アフリカでの撮影は、朝早くからスタートします。柔らかくて優しい、朝の光が好きです。

アフリカではなぜか毎朝早い時間に目覚めます。日本ではこんなに寝坊するのに、どうしてなんだろうといつも思います。鳥の声が賑やかだからでしょうか。

さっそく撮影したのは、これ。何だかわかりますか？

カカオの実です。もう、これを見るだけで朝からテンションが上がってしまいました。色の変化や形状が美しくて、重いような軽いような不思議な感じの実。

で、そのあと、彼女を撮影することになるのですが…。こちらが指示しなくてもどんどん表情を変えてポーズをとってくれるので、撮影するのが楽しすぎる。ワンピールもすてき。

実は彼女は照れ屋さんで、照れ隠しにいっぱいポーズ決めてくれたみたい。このカットがいちばん彼女らしいと思いました。チャーミング。

次はスタッフさんたちの集合写真。ファインダー越しに彼女たちの笑顔を見ていたら「生きてるって楽しいなあ」とシンプルに感じました。そして、やっぱりカラフルな色が、黒い肌によく似合う。みんな自分に似合うものをよく知っているし、流行よりも「わたしはこれが着たいの！」という気持ちを大切にしているような気がします。

Farm of Africaを営んでいる、浅井さん＆あさみさん夫妻も一緒に記念撮影。青い服で揃えてくれたのがいい感じ。

アフリカに根を張って生きている日本の人たちがたくさんいて、出会うたびに、彼らの生き方がとても眩しく見えます。アフリカならではの大変なこともたくさんあるけど、ちゃんと「生きてる」感じがします。今もウガンダで日々お仕事しているおふたり（とかわいい息子くん）、応援してます。

バニラの香りいっぱいの工房でした！

撮影後半は、カカオの木。これはカカオの実の赤ちゃんです。これから大きくなって、黄色く、そしてオレンジに変化していきます。

これはカカオの花。初めて見たのですが、花の小ささにびっくりしました。なんだかミステリアスなカカオ。次回はもっとゆっくりカカオの森を歩いてみたくなりました。

カカオの実の中はこんな感じ。白いふわふわしたやつの中に、カカオが入っています。種なんですよね、カカオって。初めて知りました。

コーヒー豆もそうなのですが、こういうの最初に食べようと思ったり、加工しようとした人がすごい！っていつも思います。

ていねいに加工されたカカオ。この黒色をきれいに出したくて、ちょっと苦労したカットです。マットな黒が美しかったです。人の手でていねいに加工されたものの佇まい。

心のどこかで「もう少し撮影してたいな。フライトに遅れたことにして滞在延長しようかな」と思いながら、この撮影を終えてすぐ、日本への帰国便に乗るためにドタバタと空港に直行しました。

カカオの木がある庭に咲いていた花。この南国っぽい赤が好きです。とてもパワフルなアフリカの植物、これからもどんどん撮影していきたいです。