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短歌

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厨二臭い短歌を製造中!少しでも読んでいってもらえたら嬉しいです...
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2022年10月の記事一覧

短歌☦︎︎ 3

3つ目。ゆるい。日常。

死にたいと 光の射さぬ 瞳すら 綺麗と思った ことは内緒ね

泣けぬから 冷たき人と 思われて 私も人の 心が欲しい

偽りと 分かっていても 降り注ぐ 虚像の星に 手を伸ばしたい

分からない 人と繋がる 理屈なぞ 愛のかたちの 数多さゆえに

血迷って 江戸の化粧の 本を取る いつの時代も 悩みはつきぬ

何気ない 時間のことを 愛しいと 思うほどには 成長してる

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恋を知らない人による恋愛歌

恋をイメージした歌たちです。全て妄想

密やかに 化粧する君 覗いては
紅引く姿に また恋をする

愛してる 同じお墓に 入りたい
君が訳した I love youを

血色を 失ふ化粧 あへてして
私は傀儡 あなたのものよと

怖気づき ながらも取った 毒林檎
わざと食べたの キスの口実

12時の 鐘が鳴っても 帰らない
どんな姿も 愛してほしい

思い告げ 死んでもいいわ 君が言う
1人で逝

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短歌☦︎︎ 2

2つ目です。ゆるーく作ってます。

空の上 優雅に駆ける白鳥よ たまには青に 染まってみないか

通学の ホームで彼女 何思う 飛び降りた先 見えたものとは

アイドルを 漢字にしたら 偶像と なるのは神と 同義だからか?

時を経て 衰え乱る 赤椿 花ごと落つる グロデスクさよ

「いいね」とは 思わなくとも つい押して 社交辞令が ここにも潜む

通り際 金木犀の 香り聴き 秋の気配を 背後に

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短歌☦︎︎ 1

短歌てきとーに始めてみた。衝動のままに書いてるから大したものは生み出せない。
よく言えばありのまま...ってやつ...?

ふと放つ 隣の君が 微笑んで この思い出で 生きてゆけるわ

秋の風 感じて心 どこへ行く 紅染まる こちらは彼岸

遠き日の 友と過ごした あの時間 夢か現か もはや分からぬ

街中を 広がり包む 夜の空 吸い込まれるか 無の境地へと

真面目だと そう突き放す 級友の 溝

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