製造業って、大変でおもしろい。

これまで、広告代理店のプランナーを5年半。ITのマーケティングを2年弱。

アナログなものづくりに関わったことはほとんどなかった私が、今はD2Cで、がっつり製造業をやっている。

もともとはね、手作りのお茶を受注生産でしっぽりやっていこうと思っていたの。実際、1年くらいは知り合いからのオーダーベースでやっていた。一般受注用のサイトをwixで作ろうかな〜と思っていたくらいで、ビジネスとしてというより、趣味の延長だと思っていた。台湾にお茶や薬膳食材を買い付けに行って、業務用のティーバッグ、アルミ袋、ヒートシーラー機を買って。それでちょっと本格的じゃん?と思ってた。

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そのつもりだったんだけど。

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今や私のやりたいことをサポートしてくれる会社やチームがあって、私も「趣味」が「仕事」になり、「本業」になった。

D2Cをやりたいと思ってたわけでもないけど、セルフケア、セルフラブの意識を伝えたくて、その手段やサービスを提供したくて、商品を考えて、作って、届けたい。終わりのないセルフケア、セルフラブを長く歩めるように、提供できる意識や知識があれば提供したい。商品売買で終わる関係だけじゃなくてパートナーみたいな存在になりたい。

全部やりたいから、結果やっぱりD2Cだった。

そうなると、話は戻って商品企画・製造のウェイトが高くなる。いくらセルフケアやセルフラブ、形のないところがゴールだとしても、まず手元に届ける「商品」がよくなければ、買ってもらう価値はもちろん、売る価値もないから。お互いシビアになるべき根本的な部分。

だから、こだわったし、すごく時間をかけました。

レシピを考えるのに何ヶ月…。生産を引き受けてくれる工場を見つけるのに何ヶ月…。日本で手に入らない材料を直接輸入するのに何ヶ月…。サンプルづくりや味の調整に何ヶ月…。
レシピだって初期ラインナップで26種類もある。だってあらゆる悩みに対応したいんだもん!中医学といえば、体質診断。その診断コンテンツのロジックを作るのにも数ヶ月(私の知識はまだ未熟なので、より正確性のために師でもある高級中医薬膳伝授師の母に監修もしてもらってます)。ロゴやパッケージのデザインも全部やり直してもらっちゃったし、最初から数えると一年くらいかかってるかも。それでもまだ完成していない。ほんとーーーーーうに長い道のり。

よし!やっと商品ができそう!と思ったところで、薬機法的に何も言えないし。(今も絶賛死闘を繰り広げている泣)ひとつひとつの壁にぶち当たって、クリアして、を続けながら着実に進めています。

知ってるよ、みんなが「え、まだ?いつまでやってるの?」と思ってるの。丁寧に丁寧にやるべきことをやってると、こうなるんだね〜!!!
アナログな仕事ってこんなにかかるんだということが、自分でやってみて初めて分かったのです。デジタルな仕事は、大枠作ったら進められるところから進められるし、後からの修正も差し替えもできる。一方、製造業は、コストと時間をかけて積み上げて作り上げていく。作ったらもう戻らない!こわいー!泣

正直、こんなに大規模なビジネスになると思ってなくて。私一人じゃ絶対にできなかった。本当に本当にいろんな人に助けてもらっています。

いや、責任を持つべき立場で本当は言うべきではないんだけど…もともと意識高いバリバリ系じゃないし、マイペースで人を巻き込むのも苦手だし、自分でもよく今が成り立ってるなって思うの。だからこそ、それはすべて周りの人が動いてくれてるおかげなんだなぁとひしひしと感じています。

製造をお願いしてる静岡のお茶工場の社長のおじさん、最初はちょっと怖いと思ってたけどいつの間にか打ち解け、「和田さんからこれがやりたいんだって熱意をすごく感じるから、がんばってその通りに実現できるようにするよ」って笑って言ってくれて。北海道でパッケージ用のイラストを描いてくれてるイラストレーターさんも「納得いくまで何度でも修正しますからね!」って言ってくれて。全体のデザインやディレクションをお願いしてる新井さんもバシッと決めきれない私にずっと付き合ってくれてるし、横石さんやRENIのみんなは私のやりたいことを全部尊重してくれつつ、頼もしくサポートしてくれる。

これは…良いもの作るしかないでしょう…!!!!!

ものを作るということ、すごく面白いです。考えることもやることもまだまだ多くて、全然スムーズにはいかないけど、面白さはすごく感じてる。

このチームで納得のいく商品を作り上げるから待っていて!!!

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