見出し画像

スイス-グリンデルワルト編-ハイジの世界で絶景ハイキング

前回のユングフラウヨッホで、スイスのアルプスを堪能した帰り道、グリンデルワルト駅で途中下車することにした。この駅、景色すごい‥

目的は、ここからバッハアルプゼー(バッハアルプ湖)への牧草地のハイキングだった。これは3週間のスイス旅の中でも、大本命のうちの1つだ。別日にしようと思っていたが、何より天気が大切!できる無理ならしたいところ!!

駅前の案内所で聞いてみると、なんと湖は凍っていて、道中も大変な雪道で、まだハイキングは出来ないと‥‼︎
通常5〜6月スタートだと‥‼︎
あああしまった‥完全なるリサーチ不足。そうだよな、高い山ってことは、山開きの時期があるということ‥。これだから山の初心者は‥

でも自分には今がスイスに来るタイミングだったんだから、悔やんでいても何も始まらない。他に歩けるコースが無いか聞いてみると、とても良いハイキングコースを案内してくれた。

もともと、グリンデルワルトからゴンドラで頂上のフィルストという所まで上がり、そこからバッハアルプゼーを見に行く予定だった。
今回はフィルストまで上がらず、途中にあるボルトという所でゴンドラを降りて、そこからグリンデルワルトの街まで歩いて降りてくる、という2時間弱のハイキングにした。

ボルトまでの片道のゴンドラは9CHF(ハーフパス使用)と安い!
もう、すでに絶景が広がっている!

さぁ、歩こう。時間は13時。コープでパンを買い、噴水で汲んだ水を持ち、気分も天気も最高だ。

少し雪の残る道をゆっくり下ると、もう雪は無く、道も舗装されていて歩きやすい。
巨大なアイガーとヴェッターホルンに、ずーっと抱かれている。なんてところにいるんだろう。深呼吸が止まらない。

それにしても人がいない。
あまりメジャーじゃないようだが、本当に素晴らしいのでオススメしたい。

誰にも会わないので、道路の真ん中にミニ三脚を立てて自撮りなんかして遊ぶ私。
歩き方も休み方も遊び方も、すべて自分次第。何でも自分で決めるのだ。
自由は楽しさと責任が共存する。不安もあるが、自分の人生を自分で生きていると実感する瞬間だ。

今朝過ごした山ではマイナス13度の世界。今はもうダウンが暑い。ネットの天気予報によると15度らしい。

自然が大きい。比べると、人は小さいと自覚する。果てしないなぁ‥

夢中で遊んでいたら、最後の方で道が不安になってきた。さっきの分岐点、間違えてないかな‥
分岐点にある看板に「グリンデルワルト」の文字が出なくなってしまった。
方向音痴で有名な私なので、盛大に迷う前に、携帯のマップで現在地を確認し、向かう方向が正しいとわかって安心した。

引きで見ると面白い。本当にここにいるんだ。

民家が増えてきたあと、上から街の教会が見えてホッとした。2時間以上かけて、ゆっくりゴール。

さらに、インスタで見て憧れたいつかの風景を探しに、駅の北側も散策してみることにした。なんてったって、日の入りは20時過ぎ、まだまだ明るい!
そしてこの散策が、私の好みにドストライクした。

すごくいい道の先に、牛さんがいる!季節的に早いのか、まだ放牧されていないようで
あまり会わなかったのだ。これは会いに行きたい。

こんにちは、急にお邪魔します‥とご挨拶。私は丑年なので、牛に会うとご縁を感じる。

もう少しすると、高山植物で辺り一面花畑になる。あと少しだね。

つぼみもあと少しだよ。

坂道が激しく、もう限界‥十分だから戻ろう‥と思っても、あと少しだけ‥と1時間以上歩いていた。
暑さによる疲れと足の痛みが限界に達した時、会えた。

会いたかったアルパカさん。

ここで出会った動物はみんな、必ずジッと私を見つめたあと、またマイペースに草を食べた。「だれ?来たの?ふ〜ん。じゃあね。」くらいの感じ。懐が深い。

このあと3日間ひどい筋肉痛に襲われたが、そんなことより、忘れがたい最高のハイキングとして胸に刻まれた。

#日記 #スイス #ひとり旅 #海外ひとり旅 #バックパッカー #グリンデルワルト #ユングフラウヨッホ #backpacker #switzerland #hiking #solotrip

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?