繊細な気質にお悩みなあなたへ
いかがお過ごしですか? さくらこです。
(例により前置きが長いので、お急ぎの方は目次までビューンと飛ばしてくださいね)
昨日、いつものように自宅でマイペースに過ごしていたところ
『ピンポーン』とインターフォンが鳴り響き、突然のお届け物がありました。
???????
Amazonも注文していないし、お水の配達日でもないし、
なにかな???
と思いながら配達員さんを玄関前まで招き
彼の手から受け取った丁寧に包装された箱を開いてみると、
きらきらでうるうるの大きなシャインマスカットが3房。
親戚からの贈り物でした。
あああああ、びっくりした
けれどとてもうれしい。。どうもありがとう。
一粒一粒、大切にいただきますね。
お礼の電話を入れた際に
「冷凍しても美味しいのよ」と教えていただいたので
1房は3日かけて食べることにして、残りの2房は冷凍保存してみることにしました。
キッチンバサミでちょきちょき、一粒ずつ軸を数ミリ残してカット。
そうしてフリーザーパックに入れて
重ならないよう平らにしたら冷凍庫へ。
大好きな葡萄と戯れるこの時間、なんとも至福。
食べる時間も幸せだけれど、触れ合うこの時間もなんとも至福。
フルーツをカットしたり、お掃除や洗濯をしたり
そういった淡々とした作業を行っていると
「あぁ、救われるなぁ」と、ふと気付きます。
考えて考えて、まっさらなところから新たに生み出す。
イチを作る。
そこにこそ、人間であることへの悦びが詰まっているように思います。
けれど、ゼロイチは結構苦しいですよね。
悦びと苦悩は表裏一体。
生きている以上、きっと一生逃れられないのだろうけれど、
淡々と作業をするひとときだけは、そのループから解放してもらえるような
ほっとした気持ちにさせてもらえます。
小休止というか、ご褒美というか、とにかく救われる。
新しいものを生み出すというわけではないけれど、
「作業」は進めれば、必ず何らかの目に見える「成果」が得られます。
だからかな、救われるのは。
苦悩も大きな悦びもないけれど、何らかの「完成」に辿り着くことが出来る。
だから淡々とした作業には癒されるんだと思います。
クリエイティブな活動が多くなっているときほど
「作業」の時間を意識的に用意しておく。
そうすることで、上手に心のバランスを取りながら前に進んでいけるような気がしています。
ということで、
やっぱり今日も前置きが長くなり過ぎましたが。
ようやくここからが本題です。
今日のテーマは「繊細な気質にお悩みなあなたへ」
以前YouTube動画でお話をした、HSPさんに向けての内容を綴ります。
生きているだけでも刺激がいっぱい
先日、こんな相談を受けました。
「とにかく毎日が不安でストレスがなくならなくて、生きているだけで疲れます」
その話を聞いて
私も同じような思いを抱えながら過ごしていた時期があったなぁ、と
胸がギュッとしました。
今もちょっと油断すると、ストレスまみれでメンタル傾きそうになるけれど。
わたしは上手なコントロール法を身に付けることができたので、
割といつも平和で健やかに暮らしています。
元々、不安を感じやすいタイプの人っているんです。
五感が鋭かったり
敏感に物事を捉えることが出来たりすると
一つの出来事から得る情報量が平均的に人よりも多いから、どうしてもその分疲れやすいし、心とからだにかかるストレスも大きいです。
社会生活そのものに刺激が大きすぎるから、どうしても不安を抱きやすいんですよね。
最近HSPってよく聞くようになりましたけど、この「Highly Sensitive Person」の人はまさにそうだと思います。
「繊細さ」は素晴らしい能力
HSP・繊細さんは、ストレスフルで不安な毎日になってしまいがちなのではないでしょうか。
今この記事を読んでくださっているあなたも、
きっと「HSP」で検索して、悩みを解放したいと思いながら見てくれているのかな。
敏感に情報を感じ取り、物事の本質を捉えることができるというのは、
本当に素晴らしい能力です。
知らなくてもいいことまで目に入ってしまうから
辛い思いをすることも少なくないけれど。
それ以上に、世界の美しさにも気付けるんじゃないでしょうか。
季節の移り変わりや、雄大な自然の神秘に感動を覚えたり。
頬をなでる春風に優しさを感じたり。
お気に入りの香りに出会えると、心の底から心地良くなれたり。
特別なことをしなくても
毎日が感動に溢れているのだという事実に、気付ける人だと思います。
一方で、気付かなくてもよかったはずの辛い出来事にも、日々触れてしまうと思う。
辛さに集中してしまうととっても苦しいです。
「繊細さん」が傷ついた心を癒すためには
わたしは辛い出来事や情報に触れてしまったときほど、
自分の五感の鋭さを利用して、しんどさを上書きするかの如く「気持ち良さ」で満たすようにしています。
嫌なことを見つけてしまった日の夜は
自分だけの空間でゆったり五感から癒しを得ます。
薄暗い間接照明の柔らかい光に包まれながら
お気に入りのアロマを焚いて視覚と嗅覚を喜ばせる。
そして、肌触りの良いテクスチャーの部屋着に着替えて、
お気に入りのボディクリームを肌に塗り込みながら皮膚の感覚を楽しむ。
それから、心が穏やかになる音楽で聴覚を満たして、優しいハーブティやミネラルウォーターで味覚からも幸せを感じる。
そうするとすっきり穏やかな気持ちに戻って、安心して眠りにつくことができます。
たっぷりと質の良い睡眠を得ることが出来たら
心に負ったダメージも修復できちゃいます。
繊細さんは喜びと辛さの振れ幅が大きいです。
苦しいことに直面してしまったら我慢せず、そのしんどさの倍以上の心地良さを自分自身に与えてあげてください。
疲れを翌日に残さないように。
たっぷりじっくり、自分自身を甘やかせる時間をとってくださいね。
生きているだけでインプットが多過ぎてしまうから。
いっぱいいっぱいになりそうなときには、紙に書き出したり歌ったりしながら外に出すのもおすすめですよ。
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