怒らせない、機嫌を損ねさせないことばかり考えてきた。
子どもの頃から、「気が利かない」、「自分さえ良ければいいと考えている」と、よく怒られてきました。
今から思えば、これも空気が読めない、相手の気持ちが分かりにくいという当事者としても困った特性なのですが、
当時は親だって周りの大人だって、ましてや私自身だって知る由などなく、ただの「出来の悪い子」という扱いでした。
特にこの国は「察して動く」ことが求められ、
できなければ相手の機嫌を損ね、怒られたり「使えない」と陰口を叩かれる環境です。
社会に出ても、女性は細やかな気づかいができて当然という風潮が今以上に強い時代でした。
自分のせいで相手の機嫌を損ねたり怒らせてしまった子ども時代からの数々の失敗がトラウマになり、
常にハリネズミみたいにアンテナを張り巡らせて、自分なりに先回りして考えて、怒られない、気持ちを害さない対応ができるように必死に頑張っていたら、常に心身の緊張が解けずに日々クタクタです。
発達検査の前、問診票を読んだ状態で、すでに精神科医から、「過剰適応なのは確実です。」と診断されました。
それでも私がそうなることによって、状況が上手く流れてくれるときは良いのですが、
私なりに気を使って先回りした対応が、結局は裏目にでてしまい大失敗してしまうことも多々……。
落ち込んでばかりです。
そんな話をお世話になっている人に話したら、「この人はこう考えているに違いない」と勝手に考えて動いてしまうクセがあると指摘されてハッとしました。
続けて、
「必ずしもそう考えているとは限らないよ」、と。
気を回して頑張ったつもりが、結果的には勝手な私の思い込みで相手が求めている対応ではなく、余計なお世話で逆に怒らせたり迷惑をかけてしまったり。
やっぱり気持ちを理解するのはどれだけ頑張っても難しいみたいです。悔しい。
空回りばかりで本当に情けないです。
自己肯定感、ずっと持てないままです。
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