その案件、材料は揃っていますか?
良く友野は話し合っている時に
「うん。この件は保留にしよう」
と言います。
例えば、
メールへの返信
ビジネスの方向性
人からもたらされた新しい仕事
自分たちの仕事の案件
私は早く答えを出したい性格なので、
『このまま話し合ったら答えが出るのでは?』
と思いながらも、
「ではお開きにしましょう」
と言って、本当に一切考えないという、
いったんお開きといったことが起こります。
しかし、結構時間を置く事もあり、日をまたぐこともしばしばです。しびれを切らしてきいてしまうと、このように返ってきます。
「今すぐ結論がでないという案件もある。まだ材料がそろってないという事もある。急いで結論を出す事ばかりが良いことではないよ」
そういうものか…?と、またその案件を保留にすると、
「そうだこれだ!」
と、友野が手を打つタイミングがあります。
その案件の結論に繋がる材料が揃った瞬間です。
それは
人からもたらされたり、
誰かのブログからもたらされたり、
ふとした日常の出来事だったり、
様々です。
有名な本「7つの習慣」にも
結論を出さないということを選んだ方が良い時もある
と、書かれています。
どうして友野にそういう事が起きているのか?
「いやいや、私だけじゃないよ。
優秀な経営者は皆やっていること。
冷静に自分の状況を俯瞰して見て、
見えない世界からのサインを見逃さない。
そうして切り抜けていってるんだ。
優秀な経営者は、自分の芯が決まっていて、
本質が分かってるから自分がそこから
ズレているとすぐ氣がつく。
…まあ、見えない世界、とは思ってないだろうけどね」
見ていると、確かに見逃してしまいそうな
小さな事からヒントを得ていると思います。
私たちは特に、「四方よし」という志があります。
「売り手よし、買い手よし、世間よし、宇宙よし」
ここを基準として、どれか抜け落ちて無いか?と吟味します。
どれか一つでも欠けがあれば途端に事象として眼前に立ちふさがります。
誰かが悲しむことになります。自分たちは猶の事。
後々苦しむことになります。
サインは、どんな人もつねに不可視の世界から
現実の世界へ出され続けています。
安易に結論を出さず、
「これでいい」ではなく、
「これがいい」の判断を。
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