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ミスの元を知る

仕事に「入会」や「退会」があるとついてくる
月末締め、日割りなどの計算。

私はとにかく、計算するものが複合すればするほどわけが分からなくなり、頭が真っ白になってしまいます。


以前勤めていた所ではまさにそういった管理があって、よく自分一人ではできずに、ミスを連発して、最終的に大ごとになったりしていました。

スポーツジムの受付の仕事をしたこともあるのですが、あれも入会日や退会日の他、休会や特別なオプションなどとにかく色々あって、実地でかなり失敗しながら覚えていきました。

今、友野と自営業をしていてその作業から離れられているかと言われると、やはりあります。


昔のトラウマから私は友野に

「こういう事が昔から苦手で、問題になったりした。だから自分が管理するのが恐い」

と、正直に話したところ、友野は即答でした。


「それは、誰にもできるマニュアルではない、
もしくは、複雑で難しい仕組みな点に問題があるよね」

「私はパートさんだろうが、アルバイトだろうが、誰もがマニュアルを見ればできるものを作ってたよ。じゃないと、意味ないよね?」


また、私の目から鱗が落ちました。


皆分かってたし、自分だけができないから私の頭がいけないのだとばかり思ってました。

そういえば友野は難しいビジネス本は買わないと言ってました。分かりやすいものを選ぶ。

すぐ分かり、すぐ理解でき、すぐ実践できるからと。


丸亀製麺の社長、トリドールの粟田社長は、新メニューを決める決め手は、

「全国にスタッフがいるので、
しっかりオペレーションができるかが大事な基準」

とおっしゃいました。


複雑で、手順が多く、分かりにくい調理方だと完成度にばらつきが出てしまう。混乱の元になるでしょう。顧客満足度も落ちてしまいます。


私は思い出しました。

「そういえば昔、パワポが分からない人に、自作でマニュアルを作って渡したら殆ど私に聞かずに作りたいものを完成させた人がいて、凄く感謝されたなぁ。パソコン全然分からないのに、分かりやすかったって」


と言うと、友野はニッコリ笑って


「それが良いマニュアルだよ」

「ただ文字を羅列してあるだけじゃ意味がない。読めばできるだろうって言う人がいるけれど、読んで分からないマニュアルに問題があるし、複雑な作業を強いられる仕組みが良くない」

「誰もが分かりやすく、スムーズに、簡単にでき、ミスを減らす。効率よく目的を達成できる。それが業務改善なんだ」


その作業に無駄は無いのか?

その作業の意味は分かっているのか?

同じ目的に辿り着くならば良い手段ややり方は沢山あるのではないか?


常識を疑い、より良く変化していく。
そうして、今日より明日、明日より明後日と成長していく。
仕事も人生も。

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