自己紹介

はじめまして。はるです。

今回は初投稿ということで、私の自己紹介をしようと思います。

私は春から大学1年生になる19歳です。趣味はピアノ。性格は穏やかで真面目。いたって普通の大学生…

でもこんな私でも、他の人より「私の個性だ!」と言える特徴、というか意識していることがあります。それは、「人の気持ちに寄り添う」ということです。

この特徴を得たのは、とある経験が契機となっています。

私は小中高大一貫の、非常に恵まれた環境で幼少期・青春時代を過ごしました。非常に狭いコミュニティの中で、大人に従順、一切の疑問も持たず、求められる像を演じながら、苦労知らずで育ちました。

転機は高2の春。様々な不幸が重なって、私は不登校状態になりました。毎日布団の中で立てない状態が続きました。その頃、良くしてくださっていた部活の顧問の先生に酷く嫌われ、差別待遇を受けました。身体の症状は悪くなり、夏休みは食事が喉を通らず、夜は毎日1人で泣き、幻覚が見えたり、過呼吸、嘔吐などで生きるのに精一杯で、毎日死にたいとばかり考えていました。

しかし時間が経てば傷は徐々に癒えてくるもので、冬ごろには学校に行けるようになりました。その時、ちょうどクラスに私同様の不登校状態の友達がいたことを知り、私の経験を活かせるかもしれないと思い、その友達とよくコミュニケーションを取りました。結局友達は転校することになったのですが、友達が私に、「同じ立場で親身になってくれて嬉しかった」と言ってくれました。そのとき、私の視野がバッと開けた感覚がありました。今まで自分の高2の辛い経験は、早く忘れたい、嫌なものでしかなかった。今でもそれは変わりません。でも、その傷を持っているからこそ、だれかの傷を癒せる力になるかもしれないと思いました。不登校状態で勉強も出来ず、進路に悩んでいた私は、今回のように、様々な経験をして、人の役に立てる人に憧れを持ちました。しかし、人間の身体は1つで、経験できることも限られる。そこで私は、知識で経験を補おうと思いました。今目の前に与えられている高校課程の勉強を取り組み、様々な知識・価値観を学び、人の気持ちに寄り添える人になろうと決心し、1番多くの科目を受験に課している東大を志望することになりました。

しかし、もちろん勉学面は私はどん底。更にプレッシャーからか、文章の文字が読めなくなったり、手に力が入らなくなったりと、軽いうつ状態になりました。徐々に、自分の言っていることが本当か嘘か分からなくなるなど、もう崩壊寸前。必死で勉強して成績もそれなりに向上させましたが、結局現役時は不合格。浪人は予備校に通わせていただきましたが、更にその症状は悪化。夜の9時半まで勉強しようとも、結局文字が頭に入らないからどうしようもないし、でも勉強はしないと…という極限状態。更に周りが進学校出身の学生さんばかりで、劣等感に苛まれ、でもそれを表に出せず、余計症状は悪化してしまいました。成績も下がるばかりで、でも周りには打ち明けられない。今年も不合格。限界を感じ、4月から奇跡的に合格できた私学に進学します。

高2からの3年間、私にとっての挫折経験から、「負け組」の気持ちを知りました。いつでも表に出るのは勝ち組の意見。啓発本で大々的に書かれるのも、テレビのドキュメンタリーで流れるのも、誰かの成功談ばかり。負け組の意見は、取り上げられない。そういう人こそ、共感してもらえる場が必要なのに。私はいつも、弱者と呼ばれる人の心に寄り添い、人の気持ちになれる人になることが目標です。そのために、自分の心の微々たる衝動を言葉に書き起こして、見える形にして、悩みや不安を持つ誰かを救う手助けをしたい。手助けの場の1つを、今日ここに設けさせていただきます。

「人を動かすことができるのは、他人の気持ちになれる人である。そのかわり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことない人は、人を動かすことはできない。」

本田宗一郎さんの言葉です。この言葉を糧に、これからも精進したいと思います。これからどうぞよろしくお願い致します。最後まで読んでくださってありがとうございました。

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