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フリースクールの選び方① フリースクールに行く,行かない?のその前に

子どもが学校に行かなくなり,「学校に行かなくてもいいのでは?」「学校でない場所でもいいのでは?」と思えるようになるまで,数か月から数年かかるかもしれません。

学校でない場所に行く前に,一番大切なことは何でしょうか。

子どもの気持ちを置き去りにしないで

これから長くなるかもしれない学校に行かない生活の中で,一番大切なのは子どもの気持ちを最優先にすること。

子どもの人生は子どものもので,親は代わりに生きられません。それが,わかっているけど難しい!私も,できていると言えないです。

でも,殊に不登校の生活ではこれが大切なのです。

”家でゴロゴロしてゲームばかりしているより,どこかに行ってほしい”

”一人はかわいそうだからお友達と遊んでほしい”

その気持ち,よくわかります!

でも,フリースクールあるいは適応指導教室などへ通うのはあくまで子どもなのです。

学校へ通うことに傷ついた子どもが,新しい環境に入ることはとても勇気がいります。どんな大人がいるのだろう?どんな生徒がいるんだろう?また傷ついたりしないかな?嫌なことはないかな?

心身ともにとても負担がかかります。だからこそ,子どもの気持ちを大切にしてほしいのです。

多くのフリースクールは,子どもの意思を尊重する運営方針を取っています。そのスタートもやはり子どもの意思を尊重してほしいのです。

また,フリースクールもひとつの社会。子どもが家にひきこもっているよりどこかに行ってほしい気持ちはわかりますが,子ども同士のトラブルが発生したり,フリースクールになじめなくて数週間で来なくなってしまう子どもがいるというのも現実です。どこかへ行ってくれれば解決,ではありません。だからこそ安易に子どもを引きずり出すことはしないでほしいのです。

「子どもの気持ちを置き去りにしない」

これはその後もずっと大切になることです。

親は何ができるのか

子どもの気持ちを尊重しながら,親はどうしたらいいのか?

一緒にのんびりするのもアリ!です。

でもやっぱり不安,という方は,自分の安心のためにも準備を進めてもいいかもしれません。

(続く)


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