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歴史的な株安から見る経営判断

こんにちは。今日は1987年10月のブラックマンデー以来となる日本株の大恐慌となりましたね。ここまで行くとは予想していなかった為、正直、私はびっくりしました。今年から新NiSAがスタートし、投資初心者の方も多い中、慌てて狼狽売り(ろうばいうり:株価が急落する様子を見て、保有株式を慌てて売却してしまうこと)をしてしまった人もいるかもしれません。今後も株安や円高が続く可能性がありますが、投資のプロでさえ市場を正確に読むことは難しいため、私たちが完全に相場を予測することは困難です。こういう時、経営者としてどう対応すべきでしょうか。


消費控えによる影響を予測する

まず考えられるのは、多くの日本人投資家が損をしてしまい、消費を控えることで、サロンへの来店周期の伸び、単価の下落、新規客数の減少が起こりうることです。これにより、想定以上に売上が減少する可能性が高まります。この影響が短期間で収まれば良いのですが、長期化する場合、取るべき手段を考える必要があります。

1.価格やメニューの見直し(顧客向け)

ここ数年で、原材料の高騰やインフレが進み、多くのサロンで値上げや高付加価値メニューの導入が行われています。しかし、消費控えが進むと、より必要最低限のメニューを求めるニーズが高まります。失客が起こらないよう、需給バランスを見直し、適切な調整を行うことが重要です。

2.クーポン順番やウリメニューの見直し(新規客向け)

手軽なサロンへの切り替えを検討する顧客に対応するため、例えばHOTPEPPER Beautyなどの販促媒体での戦略を見直すことが有効です。高単価クーポンからリーズナブルな価格帯のものを上に持ってきたり、付加価値の高いメニューから手軽なメニューへの打ち出しに変更させるなどです。

3.コストの見直し

この機会に、各種コストの見直しを行うことも重要です。この場合のポイントは、下手に投資を削らないこと。安易に販促費や採用費を削ると、後々、数字が伸びなくなるからです。おすすめは、これまであまり気にとめていなかったコストから注目することです。税理士さんから試算表を入手しましょう。販売促進費・カード手数料・消耗品費・接待交際費・会議費・手数料・保険料・雑費などです。これらをそれぞれの項目ごとに一覧でもらい、不必要と思われるコストの見直しをするのです。意外とありますよ。私は結構、得意です。

まとめ

いかがでしたか?市場を読むことはできないかもしれませんが、起こりうる事態を予測し、事前に対策を練ることは可能です。ピンチをチャンスに変え、この機会を最大限に活用しましょう!






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